“ランチなう”文字なんてもう古い!?動画コミュニケーション時代がついに来る!

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週の真ん中、水曜日のソーシャルメディアインサイト、アクトゼロの山田がお送りします。

みなさん、スマートフォンのカメラ機能はお使いでしょうか?
スマートフォンにとって、「カメラ」はなくてはならない機能のひとつであると思います。最近のスマートフォンのカメラの性能はなかなか優れていて、今まで持ち歩いていたコンパクトデジカメを捨て、気軽なスナップ写真はスマートフォンに一本化した、という方も多いようです。また、ツイッターやFacebookといったSNSの投稿にも写真は欠かせません。複数のデバイスを持ち運ぶことなく、スマートフォンなら写真を撮ってSNSに投稿するまで、とても簡単な操作で完了してしまいます。

しかし、動画の撮影となると、どうでしょうか。意外に写真ほどは使っていない…という方がほとんどではないでしょうか。
ただ、動画を楽しく活用する方法があったとしたら、きっと多くの方が使うのではないかと思います。

もしかしたら、今年は個人の動画コミュニケーション元年となりうる、可能性を秘めているのです。

Instagramも動画機能を追加「Vine」と2強の誕生か

その大きな理由として、写真SNS「Instagram」の新機能にあります。
「Instagram」はおなじみの通り、写真をおしゃれに加工して共有することができるコミュニケーションサービス(アプリ)です。

その「Instagram」に、写真だけでなく、動画を撮影して共有する機能が新しく加わりました。動画の共有といっても、ただ単に撮影した動画を垂れ流して共有するわけではありません。
「Instagram」の魅力の一つであり、爆発的に支持を受ける理由でもあったエフェクトも当然備わっています。中でも、手ブレを補正する機能など、非常に優秀なフィルターが準備されているのです。操作も非常に簡単で、「録画」ボタンを押している間だけ動画を記録する形になっており、直感的に使用することができます。

そして、大きな特徴がもう一つ。それは、共有できる動画の秒数が15秒までとなってるところです。

この動画の秒数制限で何か思い出しませんか?
そう、以前ここでも取り上げたYoutubeが始めた動画SNS「Vine」です。

こちらも、投稿できる動画の秒数に制限があり、今回の「Instagram」に比べてさらに短い6秒となっていました。
どうやら、こういった制限つきの動画サービスが、徐々に盛り上がりつつあると言えそうな雰囲気が漂ってきました。

制限があるからこそ多くの人が楽しめる

実は、こういった動画コミュニケーションサービスは、もしかしたら大きな可能性を秘めているのではないかと考えています。

もちろん、Youtubeやニコニコ動画といった既存の動画共有サービスは、市民権を獲得し、多くのユーザーが利用していることは間違いありません。
ただ、ここで言うユーザーとは動画をアップロードしたり制作したりする人よりも、視聴者側のユーザーの方が圧倒的に大多数です。

しかし、今回のサービスは、閲覧ユーザー数=投稿ユーザー数となりうるのではないかと考えています。
そう考える理由は2点あります。

①スマートフォンとの親和性の高さ
今回の2つのサービスは、ともに編集して作り込まれた動画をアップロードするというよりは、撮影の段階で完成形に近い形になっている類のものです。
例えば、押している間だけ撮影という機能は、撮影=編集という意味合いを持っていますので、必要なものだけを撮影=必要なものだけで構成された動画となり、撮影からアップロードまでの工程が非常に少なく、写真を共有する感覚に近いと言えます。

②時間の制限ゆえの気軽さ
そして、サービスの特徴である“時間の制限”が、大きな意味を持っていると考えています。ある程度の長さの動画を準備するとなると、大枠の構成を決めたり必要な動画クリップを撮影したりする必要があり、いいものを作ろうとすればするほど、参加へのハードルが高くなります。
そういった点から、投稿できる秒数が制限されることで、練り上げていく過程の“質”だけではなく、「直感」や「勢い」といった“感性”の側面が際立ってきます。
それによって、多くの人が写真を共有するように、直感的に時間を掛けずに動画を共有する場が整ったのではないかと考えられます。
 

この流れは、ツイッターが受け入れられた背景にも、似ているのではないかと思います。
ある一定量の文章によって構成されるブログに加え、その場の“ノリ”や“フィーリング”で投稿されるツイッターが、情報発信におけるひとつの価値観を生み出しました。
ブログで定期的に記事を公開することは、ある程度の文章を書くことに苦を感じない人や好きな人にとっては何気ないことでも、一般の人が続けていくには結構大変なことです。
しかし、何気ない心境やちょっとした雑感など、文字数が少ないプラットフォームだからこそ、参加のハードルが下がり、多くの人に支持されたのだと言えます。

今、動画の世界にも新たなコミュニケーションの文化が生まれてこようとしています。
みなさんも、ちょっと挑戦してみませんか?お手元のスマートフォンを使って。

アクトゼロ / 山田佳祐