Facebookのハッシュタグ、さて何に使いましょうか…

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週の真ん中、水曜日のソーシャルメディアインサイト、アクトゼロの山田がお送りします。

今回は、先週Facebookに追加された新たな機能、ハッシュタグを取り上げてみようと思います。

ツイッターではおなじみの機能であるハッシュタグ、企業が活用する方法にはどのようなものがあるのでしょうか。また、現状の課題についても考えてみました。

使い方は簡単、普通のハッシュタグ

Facebookにハッシュタグが導入されたといっても、今までにない斬新なハッシュタグ、というわけではなく、特に目新しい仕組みが導入されているわけでもありません…。

まず、ハッシュタグの使い方から簡単にご説明すると、タイムラインに投稿する際、ハッシュタグにしたいワードの頭に「#」を付加して投稿するだけです。
ここでもFacebookだけの特別な方法があるわけではなく、ツイッターと同じような方法で使用できます。もちろん、ハッシュタグの登録や申請といったアクションも必要ありません。

「#」を付けてハッシュタグとなったフレーズは、タイムライン上にシェアされるとクリック可能な状態になります。
そのリンクをクリックすることで、同じハッシュタグを使用しているシェアされた投稿が、上記の画面のように一覧で表示されるようになっています。

また、特定のハッシュタグで検索したい場合は、ニュースフィード上部にある検索フォームを使用します。
「#」を入力すると「ハッシュタグ」というカテゴリがでてきますので、それをクリックすることで、ハッシュタグの検索結果が表示されます。

企業として、ハッシュタグはどう使えるのか?

それでは、企業として、このハッシュタグをどのように活用することができるでしょうか?
ひとまず、通常運用の中での使い方として、以下の2つの活用方法が考えられます。

■例えば…投稿のカテゴリ分けに
Facebookページをひとつしか持っておらず、複数の商品やいろいろな情報を投稿している場合、ハッシュタグを使用して特定の商品だけの投稿をまとめたり、特定のカテゴリの投稿を一覧で読んでみたりすることができるようになります。

これまでは、ひとつのFacebookページ内で複数の商品について投稿している場合、特定の商品の情報を閲覧するためにはタイムラインを過去に遡って、ひとつひとつ探し出さなければいけませんでした。しかし、これからは特定商品のハッシュタグをクリックすることで、その商品についての情報をまとめ読みすることが可能になりました。

■例えば…複数のFacebookページの投稿をまとめて表示
そして、もうひとつは①の逆のパターンです。商品や投稿するジャンルごとにFacebookページが分かれている場合に、その企業に関わる複数のFacebookページに跨る情報を一覧で見ることができるようになります。

これによって、今まで知られていなかったFacebookページが認知されるきっかけにもなり、新たな集客の方法として活用できる可能性が生まれてきました。特に飲料メーカーやスポーツメーカー等、各商品ブランドやカテゴリごとにFacebookページを持っている企業にとっては、有用な仕組みになりうると考えられます。

ハッシュタグ活用における2つの課題

このように、企業としての活用方法はいろいろとありそうではあるのですが、実際に使ってみて現実的な課題が2つほどあるのではないかと感じました。

①過去の投稿にはハッシュタグ入っていない
ハッシュタグは新しく追加された機能のため、当然、遡った過去の投稿には挿入されていません。
今回の機能追加以降に投稿された、ハッシュタグが入ったもののみがその対象となってしまうため、過去の投稿には上記の活用方法は使えません。

②スマートフォンアプリでは検索できない(※執筆時)
iPhoneで利用してみると、ハッシュタグ検索にはまだ対応していませんでした。ハッシュタグのテキストは表示されるもののリンクとはなっておらずハッシュタグとしては利用できません。
また、検索についても同様で、PCのようにハッシュタグでの検索はできない状況です。
 

正直なところ、ハッシュタグを積極的に活用するには、まだまだ一般ユーザーの認知が高くないという、根本的な問題も存在しています。
Facebookにおけるハッシュタグは、ツイッターのように不特定多数の情報を効率的に集約する狙いよりも、グラフ検索に代表されるように、個人でのアクティビティや繋がりに関係する機能としての意味合いが強いのではないかと思います。そういった意味で、例えばハッシュタグを利用した企業キャンペーンなどは、もしかしたら、あまりうまく機能しないかもしれません。

Facebookユーザーにとってハッシュタグが馴染むのかどうか、まずはそれを見極めることが重要なのではないかと思います。

アクトゼロ / 山田佳祐