Facebookなりすましスパムのこれから先に起こること

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金曜日のソーシャルメディアインサイトをお送りします。アクトゼロの黒沼(@torukuronuma)です。

今日は、先週半ばから起きたFacebook内でのなりすましスパムの手口と、今後の発展について考えます。

あなたは大丈夫?Facebookで“なりすまし”が急増中! – ガジェット通信
【実録】Facebookの「なりすまし」にメールしたらこうなった | ロケットニュース24 

どうやって、既存のユーザーになりすますか

図を用意しました。御覧ください。今回のなりすましのターゲットとなったのは、Facebook上にすでに存在するユーザーでした。主な手口は、ターゲットと同姓同名の架空アカウントを作り、そのターゲットがすでに友達になっているユーザーに友達申請を出していきます。友人たちは、すでに友達のユーザーから改めて申請が来ることになるため、不審に思ったユーザーは承認しません。しかし、知った名前からの申請に違いないので、ターゲットの友達のうち一定数は、友だち申請を承認してしまうのです。

これまでの架空スパムアカウントは、美人画像を使って無差別に友人申請を送るというやり口でしたが、今回のなりすまし方法であれば、より友達承認される確率が上がるため、短期間で本物っぽい(人間っぽい)アカウントを作ることが可能となります。

本物っぽいアカウントを作って何が行われるか

先ほど紹介したロケットニュースの記事によると、なりすましアカウントからは、出会い系サイトへの誘導が行われたようでした。

件名「☆」 15:34

ニセモノ「お返事ありがとうございます(^ω^*) 返信きてホント良かった>< 相談できる相手が欲しかったんですごく嬉しいです……。あ! 退会した理由なんですけど、旦那にッフェイスブックやめろって言われちゃって(泣) 急な事でごめんなさいね。

すみません!自己紹介忘れてました><!! 仕事は最近までお花屋さんでバイトしてました♪ 年齢は27歳で、本名は『みく』っていうので、みくとでも呼んでください☆ あ、天然なとこありますが許してください><」

【実録】Facebookの「なりすまし」にメールしたらこうなった | ロケットニュース24 

Facebookでは話しにくいことなので、こっちのSNSで・・・と言った具合に有料サイトへの誘導をおこなうのです。あとは往年のスパムメールと同じようなやり取りが続きます。

これから心配なこと

今回のなりすましの一件では、被害は有料サイトに誘導される程度でしたが、これから心配なことはよりこの手口を洗練して、本人になりすまされることで、オレオレ詐欺(改め母さん助けて詐欺)に使用されてしまうのではないかということです。

Facebookには、20代~40代の多くのユーザーがいますが、同時にその親世代にもユーザー層を拡大しています。今回はプロフィール画像にはキャラクター画像が多く使われていましたが、公開されているターゲットアカウントの写真の中から、本人の顔写真を持ってくることだって難しくありません。息子や娘の顔写真のアカウント名から、「やばいことになった…」とメッセージがきたとしたらどうでしょうか?

騙そうとしている側が、オレオレ詐欺のターゲットにしたい僕達の親世代の携帯電話を知るまでもなく、ちゃんとした名前でアクセスすることが可能となってしまいます。

私達にできる対策を知っておこう

まずは、本人・友人になりすましアカウントのことを連絡を入れることが何よりも大切です。その後はFacebookに、アカウントの違反報告をしましょう。手順は以下のとおりです。なりすましアカウントのページを訪れて、カバー画像の右下隅にある歯車マークをクリックします。


メニューの一覧の中から、「報告・ブロックする」をクリックします。

現れたメニューの中から、「報告を送信」を選び「アカウントを報告」を選択します。ひとりよりも複数アカウントからの報告があるほど対策が期待できるため、友達にも「報告」してもらいましょう。匿名アカウントの大量削除など、偽アカウントにはうるさいFacebookですが、さらなる「なりすまし対策」を期待したいところです。

アクトゼロ/黒沼透(@torukuronuma)
photo by ramos alejandro