Twitter 炎上

なぜツイッターの炎上は後を絶たないのか?

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2013年になって今日で9日!遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願い致します!

新年一回目のソーシャルメディアインサイトは、ツイッターでの炎上事件について、過去にいろいろな事例があるにも関わらず、なぜ繰り返されるのか?
個人のアカウントをお持ちの方はもちろん、企業アカウントを運用されている方にも読んでいただければと思います。今回は、あくまでも炎上の原因を考え、未然に防ぐことを目的としますので、炎上した具体的なアカウント名は特に取り上げません。
 

いわゆるツイッターでの炎上と呼ばれるものは、一般の方の犯罪告白や有名人の不適切なツイートといったものに端を発し、多くのリツートを生み出すことから始まります。そして、ツイッターの枠を飛び出し、匿名のネット掲示板で晒されることでいわゆる「祭り」に発展することが多いように思います。最後に、その祭りを嗅ぎ付けたニュースメディアに取り上げられることで、多くの人に認知されるという流れが、炎上のフローと言えます。

一般人の犯罪告白は、飲酒運転や無免許運転といった内容が多く、たとえば殺人の告白や密輸入といった凶悪なものはありません。(飲酒運転は重大な犯罪ですが。)また、有名人の場合は、違法行為を犯した同業界の仲間を、違法行為であるにも関わらず擁護してしまったために炎上するケースが多いのではないでしょうか。

欠如する客観的な視点

前述の一連の流れを踏まえて、炎上を未然に防ぐためには、当然ながら不適切なツイートを行わないということです。誰しもが頭では理解しているはずなのですが、なぜツイートしてしまうのでしょうか。それは、ツイッターの持つコミュニケーションのあり方がひとつの要因としてあるのではないかと思っています。

一般的なツイッターの使い方である、友達との相互フォロー関係をメインとして、自身の動向を発信し友人との相互交流を行うという活用方法では、ネット上に後悔されているにもかかわらず、しばしばクローズドなものだと錯覚してしまうことがあるようです。

それはなぜかと言うと、日常の些細なツイートを投稿している時には、そのツイートに対するリアクションが、フォロワーである友人や知人に限定されることに関係しています。そのため、不特定多数の多くの人に見られているという客観的な視点が失われて、繋がりのある人たちだけが見ていると無意識のうちに思い込んでいると考えられます。相互フォローの関係は、実社会での繋がりに結びつく事が多く、リアルでの日常会話の延長線上にあると認識してしまう事も、客観性の欠如に拍車をかけているように思います。

その客観性の欠如によって、友達に語る「武勇伝」として「飲酒運転」という重大な犯罪行為をツイッターに投稿してしまうのです。
身近な友達に語る武勇伝が全世界に発信されているのですから、それに気づいた他ユーザーによって広められ、結果的に「炎上」してしまいます。

フォロワーとの関係値

そして、もう1つ有名人・著名人の炎上がなぜ起きてしまうのかについて考えてみましょう。有名人の場合には、そのアカウントをフォローしているフォロワーとの関係性が大きく関わっていると思っています。

1対1の繋がりの集合体である一般人のツイッターコミュニケーションと異なり、有名人アカウントのフォロー関係は、1対多数という不均等な力関係で成り立っています。言い換えると、主従関係に近いフォロー関係だと言えます。また、有名人のアカウントをフォローしている人のほとんどは、その有名人に対して好意的であることは間違いありません。当然、全員が好意的とまではいかないまでも、少なくともネガティブに捉えているフォロワーの割合は、少数であることは間違いありません。ただ、あくまでも平均的な有名人アカウントの傾向ですので、いわゆる「アンチ」と呼ばれる人々が多く存在する有名人の方は、ここからは少し外れます。

そういったフォロー関係の場合、アカウント主が発信したツイートには、ポジティブなレスポンスがほとんどで、ある程度わがままな内容でも寛容に受け止められることになります。そういった関係値が構築されていると、発信者としては、常に自分自身の考えが正しくて、自分が絶対的であるという思い込みが生まれます。その錯覚が多くの炎上のきっかけであると言えるでしょう。

主従関係に近いと言えども、盲目的なファンにとってもその許容量を超えてしまう内容であったり、「アンチ」に目を付けられたりすることで一気に広がり「炎上」 へと発展してしまいます。また、有名であればあるほど、足元をすくってやろうと常に目を光らせている人も多くいることを意識しておかなかければいけません。

このように、ちょっとした錯覚や思い込みから油断し、炎上に繋がっているケースが殆どです。個人で利用するにせよ、企業アカウントを運用するにせよ、ツイッタ ーの特性をきちんと理解することが何よりも重要です。当たり前のことを忘れない、自己防衛こそが炎上を防ぐ最も重要な手段であることは間違いありません。