Instagramストーリーズがリリースされて1年!広告メニューも拡大し主要な機能に?

20170926

こんにちは、アクトゼロの山田です。
定期的にこのブログではSnapchatを取り上げていますが、米国では多くのユーザーを抱えているものの日本では中々盛り上がりに欠ける、そんな印象が強いサービスです。サービスとしてのコンセプト、簡単に言えば“一定期間後に投稿が消える”というものが、日本人に合わないのではないかという意見も目にしますが、後発のInstagramの機能「ストーリーズ」が比較的活発に利用されている様子を見ているとそうでも言えないのではないかと思っています。

企業も一般ユーザーも利用しているストーリーズ

Istagramの1機能としてサービスが開始された「ストーリーズ」は、まさにSnapchat的な発想を形にしたものでした。(一部ではFacebookのSnapchatへの牽制と言われていました…。)そのストーリーズも今年の8月で早一年と、フィード上部に表示されている丸いアイコンも、もはや見慣れてきた感があります。

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簡単にストーリーズをおさらいしてみると、既存のフィード上のコンテンツとは別に最大100枚まで写真をスライドさせて伝えるというシンプルな機能ではありますが、その特徴として、写真に手書きでテキストやイラストを投稿の際に加えることが出来る点と、ここで投稿した写真は24時間後に消滅するという点があります。
前者は、写真を使うという意味でこれまでのコミュニケーションの延長線上にあるものですが、後者に関しては、これまでのInstagramにはなかった全く新しい概念が取り入れられたことになります。

この1年間、フィード上部という目立つ位置に鎮座して、未だに他のメニューに明け渡していない状況を考えると、一定のユーザー利用していることが伺えます。実際に、ストーリーズを横にスワイプしていくと、個人のユーザーよりも企業やフォロワーの多いいわゆるインスタグラマーのような人たちが積極的に活用しているのが分かります。

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実際に、Facebook社の公式発表によると、2017年7月にはビジネスユーザーの50%がストーリーズを投稿しており、全ストーリーズ投稿の3分の1はビジネスユーザーによるものということで、かなりビジネスユーザーの利用率が高いメニューにまで成長していると言える状況です。

アーカイブとして残らないという意味で管理が楽ですし、インスタントなコミュニケーションを紡ぐ手段として、企業にとっては非常に使いやすい機能なのかもしれません。

ストーリーズでの広告が拡大して利用しやすく

そして、そのストーリーズ上でも今年の春についに広告が始まり、この9月には様々なアップデートも施されています。

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今回のアップデートでは主に3つの点が施されています。
まずひとつ目として、Facebookでもおなじみのキャンバスフォーマットが利用できるようになりました。これによってInstagram上から離脱することなくユーザーに深くアプローチできるため、Facebook社が言うところの「没入感」のある広告表現が可能になっています。この没入感が効果的に働くと、世界観が重視されるInstagramですから、Facebook以上に成果を上げられるかもしれません。

さらに2つ目は、Facebookの広告プラットフォーム上で広告の最適化を選択した場合、Facebookニュースフィード、Instagramフィード、インストリーム、オーディエンスネットワークにインスタグラム ストーリーズを加えることが可能になり、最も成果の良いものに予算が配分されるようになっています。つまり、Facebookが有する他の広告配信面と同等の位置づけを持ったことになります。

そして、最後3つ目は、オーガニックの投稿を広告に使用できるようになった点です。これが意外に重要だと思われるのですが、オリジナルの広告クリエイティブを作ることなく、これまで配信したストーリーズ投稿を、そのまま広告でも使用できるようになっています。実際に新たなストーリーズ広告クリエイティブを作らなくても手軽に配信できるというのは、広告主の裾野が拡がることにもつながっていくのではないかと思います。より手軽に広告を使えるようになりました。

日本でも”瞬間的”なコミュニケーションは無視できない手法に?

このように本格的に広告として機能が拡大するということは、すなわちサービスとしてしっかりとユーザーが定着していることの裏返しとも言えます。
ここ日本でも米国などと同様の機能が与えられ、Instagramストーリーズが広告媒体として成り立つ規模の利用者を獲得しているとすると、Snapchatが打ち出す一過性のコンテンツに対するニーズがなかったというよりは、サービスが持つ雰囲気や使い勝手が日本人にマッチしなかった可能性が高いように思います。やはり、作り込まれたものでは味わえない、気負わず楽しめるコンテンツの需要はあると考えられますし、企業としてもコンテンツ制作の手間を大きく削減できる意味は大きいと言えます。

より深いコニュニケーションや今の時流にあったコンバージョンを求めようとすると、これまでのコンテンツととは違う、Instagramストーリーズのような”瞬間的”なアプローチというのは、避けて通れないのかもしれません。

アクトゼロ / 山田