若年層リーチの必須項目!日本の大学で広がるInstagram活用

20170525

こんにちは、アクトゼロの山田です。
デジタルマーケティングの戦略を立案する際に、ここ数年、ダイレクトに交流を持てるソーシャルメディアは非常に重要なツールになってきており、FacebookやTwitter等複数あるサービスの中から、どのサービスを活用するべきなのか、担当者の頭を悩ませることもしばしばです。

数あるサービスの中での特に存在感を増しているのがInstagram。若年層を中心として利用されていることもあり、その世代のユーザーに向けたアプローチを目論む様々な企業がアカウントを立ち上げ運用を始めています。

すでに有名大学では軒並みInstagramアカウントあり

若年層をターゲットとして、ここ最近、デジタルマーケティングにかなり力を入れている業界として挙げられるのが教育業界です。特に私立大学においては、深刻になってきている少子化の流れの中で、志願者の獲得競争が激化しており、10代に向けた積極的なアプローチがこれまで以上に盛んに行われています。そういった状況の中、注目するべきなのは、有名私大が軒並み取り組み始めているInstagramの存在です。

例えば、関東の大学を例に上げると、いわゆるMARCHと呼ばれる大学では青山学院大学法政大学はすでにアカウントを立ち上げて運用しています。青山学院は今月開設したばかりのできたてホヤホヤのアカウントですが、もう一方の法政大学は昨年の夏から運用が開始されており、投稿数も100件を超えています。

aogaku

hosei

そして、早慶で呼ばれる早稲田大学慶應義塾大学の両大学も、アカウントはすでに開設済みで、双方英語での投稿を行っているのが特徴的です。英語での投稿が基本となっていることを考えると、ターゲットは日本人の受験生というよりは外国人留学生なのかもしれません。

waseda

keio

こうした動きは、東京の大学だけに留まらず、当然地方にも拡がっています。例えば西日本では、関関同立で知られる関西の4つの大学の内、関西学院大学関西大学はすでにアカウントを開設して運用を行っています。関西大学はまだ投稿数自体は少ないものの、関西学院大学の方はすでに様々な写真を交えて、100を超える投稿を行っています。

kwangaku

kandai

また、最近そのマーケティング界隈でよく話題に上る近畿大学も当然運用しており、その投稿数はなんと500に迫る勢いです。このあたりのトレンドをしっかり捉えて活用しているあたり、さすが近畿大学と言えそうです。

kindai

どういった内容を投稿しているか

では、これらの大学はどういった内容の投稿を行っているのでしょうか。上でご紹介した大学のほとんどが、キャンパスを中心とした学内やその周辺の風景を投稿している状況で、ちょっとしたバリエーションとして、学内イベントの紹介やスポーツの話題が盛り込まれる傾向が強いように思います。これらの投稿は言ってみれば、その大学に興味が無い人に取っては、あまり記憶に残りにくいであろう、当たり障りの無い印象を受けてしまうというのが正直なところです。

唯一、他とは違うと感じるのは早稲田大学で、プロフィールに記載されている「Experience Tokyo with us.」というキーワードの通り、直接的な大学に関する内容とは別に、東京の様々な風景を切り取った写真が多く投稿されています。

The nights are becoming warmer 🗼 #tokyo #tokyotower #warmnights #nightstroll

Waseda Universityさん(@waseda_university)がシェアした投稿 –

もし、仮に前述の通り留学生を呼び込むことを目的としているのであれば、早稲田大学への留学で得られる東京生活に魅了を感じてもらおうと、Instagram上でも擬似的に体験できる投稿を意図があるのではないかと考えられます。そういった点、早稲田大学のアカウント運用は、他の大学よりも一歩先を行っているように感じます。

人がいるところにアプローチするのが基本

こうした各大学の動きを見ていて思い出したのが、マーケティングの大前提である「人がいるところに、しっかりと露出しアクションしていく」という考え方です。これはWebだけの話ではなくマーケティング全般にも言えることで、当たり前のことですが、人がいないところでいくら練り込んだマーケティング戦略を推し進めたところで全く意味がなく、人がいて初めて成立するものです。

そういった意味で、冒頭で述べた、どのサービスを選択するべきか、それを判断するポイントは、ターゲットとする層がどのサービスに集まっているかを見極めることであると言えます。各大学の動きを見ていて分かる通り、大学がターゲットとする若い世代にアプローチするために、若年層に人気のあるInstagramを選択したことが容易に想像できます。マーケティングは、人がいるところで行うこと。そして、その人達がターゲットとする属性であるのかどうか。大学が取り組むデジタルマーケティングの潮流を見て、改めてマーケティングの基本を再認識できた気がします。

アクトゼロ / 山田