広告の広告掲載ポリシー拡張の影響

リスティング広告やGDN・YDNなどの広告を開始する前に審査が通らなかったり、一度審査通ってもいつの間にか不承認になっていて広告停止していたりなんて事が何度かあるのではないでしょうか。広告を配信すると必ず行われる広告審査ですが、年々、誤解を招くような広告や不適切な広告など悪影響を及ぼす広告が増えてきています。これにより、広告掲載ポリシーに違反し削除された広告は増えており、広告審査の対応も年々強化されています。

削除された17億の広告

2016年に、広告掲載ポリシーを違反しているとして削除された広告は、なんと17億もありました。
これは、2015年に比べ2倍以上もなる数です。
Googleは長年に渡って不適切な広告の排除に取り組み、ユーザーがより安全にWeb活用できるように貢献しています。

参照:Google AdWords 公式ブログ

強化される広告審査

昨年、Googleでは広告掲載ポリシーの拡張とGoogleのシステム強化といった、2つの対策が導入されています。また、Yahooでも広告掲載基準を変更し、4月から変更された広告掲載基準の適用を予定しています。こうした、広告掲載における基準を強化してきていることからも、不適切な広告やポリシーに違反している広告が増えていることがわかります。
特に、医療関係の広告では審査が中々通らないことが多いのではないでしょうか。医療関係の広告の場合は、厚生労働省による「医療広告ガイドライン」に沿ったものにしていかなければなりません。Googleでは、医療品広告ポリシーに違反したとして削除された広告は、2015年の1,250万件から6,800万件に増加しています。

広告審査強化による影響

年々広告審査が強化されていく事により、今までは審査が通ってきた広告やWebサイトのコンテンツなども、不承認になってしまい広告出稿ができないといった事が増えていくと考えられます。さらに、広告審査が強化される度、システムを欺くような巧妙な手段を使った不適切な広告も増えていきます。このように、次々と出てくる不適切な広告を削除するための対策は引き続き行われていきます。

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広告掲載ポリシーに違反しないような広告作成

広告掲載ポリシーは、各媒体で用意されています。広告作成する際は、各媒体の広告掲載ポリシーを確認してから作成するようにしましょう。また、医療関係の広告に関しては、地域の保健所などに問い合わせて確認してから作成するといいと思います。他にも、広告の審査について検索すると、広告審査落ちする理由をまとめた記事や、広告審査に引っかからないような広告作成のポイントをまとめた記事などがたくさんあるので、それらの記事を参考にして広告作成するのも良いと思います。

Yahoo!JAPANのリスティング広告で審査落ちする7つの理由と解決方法/LISKUL

YDNバナーで審査落ち急増中!10の典型事例と対処方法/LISKUL

「これで審査落ちしない!」抑えておくべきバナーの入稿規定やルール10選/BANNER LAB