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ついに日本語対応した「Google Allo」はチャットに革命を起こすのか

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2016年も残すところあと僅か。今年は「人工知能ブーム」と言えそうなくらい様々なサービスが登場し話題となりましたね。そんな中でもこれから注目したいのが、12月に日本語対応が発表されたGoogleのスマホ用メッセ-ジアプリ「Google Allo」です。

このアプリでは、Googleの人工知能が搭載した「Googleアシスタント」により、手軽で簡単に情報が探せたり、会話が弾む手助けをしてくれるのです。
来たる2017年、スマホでのコミュニケーションの新たな潮目となるかもしれない「Google Allo」についてしっかり押さえていきましょう。

特長その1:「@google」でもうググり知らず

たとえばLINEなどでやりとりしながら食事するお店を探す際、まず別ブラウザをひらいて検索を行い、お店を見つけ、URLをコピーし、チャット画面に戻って貼付…などとやや面倒なものですが、Google Alloならチャット内ですぐ完結!
メッセージ内に「@google」と知りたい内容を入力すれば、会話内にGoogleアシスタントが登場して情報を検索。調べた結果がそのままチャット内で表示されるのです。
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検索した情報をタイムリーに共有しながら会話を続けられる

お出かけ情報以外にも、天気・ニュース・ゲーム・スポーツ・トラベル・翻訳など、かなり汎用的に活用可能。
また「おすすめ映画」「猫の動画」「明日の天気」などの質問にも柔軟に応えてくれます。
表示される情報も必要最低限のみで、会話をむやみに邪魔しないよう十分配慮されていると言えます。
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「@google ゲームしたい」と入力すると、チャット上でこんな遊びも楽しめる

特長その2:Siriのような便利アシスタント機能

誰かとのやりとり以外にも、個人的にGoogleアシスタントの機能を活用可能。音声入力もできるため、ようやくAndroidユーザーにとってのSiriが登場したといえるでしょう。

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Siriと呼びかけるとわりとドライな反応…

個人で使用する場合、先ほどの検索機能をはじめ、Googleカレンダーなどアカウントと同期した情報の確認や、アラームやニュース・天気情報などの定期配信が設定できます。
これひとつで、調べものにも暇つぶしにもしっかり役立ちそうです。

特長その3:自由度の高い表現でコミュニケーションを楽しく

落書きやテキストを加えた写真を送ったり、ユニークなステッカー(絵文字)を送ったり多彩なコミュニケーションも充実。このあたりはSnapchatやFacebookメッセンジャーなどの流れを受けてしっかり機能を押さえている、という印象です。
とはいえステッカーのテイストや種類の数をみると、日本人受けはややしにくいかもしれません。

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海外テイストのシュールなイラストが中心(参考サイトより

特長その4:シークレットモードで秘密の会話も

シークレットモードを使用するとチャットの内容は暗号化され、プライバシーがしっかりと保護されます。
Chromeのシークレットブラウザのようにgoogle側にも内容は記録されず、またGoogle アシスタントの機能なども表示されません。

送信後または既読後の一定時間後に、メッセージ内容が消去される閲覧制限をかけることも可能です。
SnapchatやInstagramのストーリー機能のように「消える」コミュニケーションは最近のトレンドになっていますが、中でも機密性の高い秘密のやり取りに適した機能といえるでしょう。

特長その5:「スマートリプライ」で返信が楽々?

人工知能型アプリならではの特長として、返信文の候補を選んで返信する「スマート リプライ機能」が搭載。

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候補で出てきた返信文をタップするだけ(参考サイトより

ふだんテキストを打つ際、変換予測からよく使う言葉を選ぶ人も多いかと思いますが、Google Alloならば相手からメッセージがきた段階で、その文脈に合ったよく使う返信内容を提示してくれるのです。
かなり効率的で面白い機能ですが、その反面コミュニケーションがより希薄に感じられたり、不適当な候補を送ってトラブルに…なんてリスクもありそうです。
早速試してみたくはあるのですが、このスマートリプライ機能については日本語対応が遅れているのか現段階では使用できず…今後の利用が期待されます。

2017年、メッセージアプリの主流となれるのか?

現時点のAndroidユーザーのダウンロード数では16万8千弱程度。
じわじわと会員数を増やしていますが、国内利用者が6,800万人を超えるLINE(2016年10月-2017年3月媒体資料)と比べると、その差は圧倒的なものに感じられます。
まず障壁として考えられるのは、ユーザーのパイが少ない(メッセージを送る相手がいない)、通話機能がない、またLINEなどと比べて使いたいスタンプが少ないといった点も大きな要素でしょう。Google Alloをはじめるにあたって、電話番号の入力が必須となるという点もハードルが上がります。

しかしその一方で、Google Alloは新たな可能性も多く秘めたアプリです。先述したように個人用にも幅広く使える、コミュニケーションの効率化、セキュリティ面への配慮などから、ビジネスユーザーと相性のよいアプリと言えるでしょう。そして今後もさらにGoogleならではの強みを活かした展開で、新しいメッセージアプリのポジションを築いていけるのではないかと期待しています。

2012年ごろから爆発的人気となり、不動の地位を得たLINEですが、今後メッセージアプリ界隈はどのような動きを見せるのでしょうか。2017年も引き続き注目していきたいと思います。