来店を促進させる“地味”だけど使えるFacebookクーポン

20160912

こんにちは、アクトゼロの山田です。
企業のソーシャルメディア活用の目的として、情報発信の手段やブランディングのためというのが多く、最近では自社サイト等への送客というも増えてきています。そして、以前から根強くあるのが、お店への集客するという目的です。そうしたニーズを見越してか、Facebookでは以前からお店などで使えるクーポン機能を提供しています。もし、リアルな店舗への送客を考えているのであれば、このクーポン機能は意外に使える仕組みなのです。

手軽に発行できるクーポン

実は8月の末、ひっそりとFacebookのクーポン機能が新しくなっています。個人的には、利用者が限られていることから、このままフェードアウトする機能の一つと思っていただけに、非常に驚いています…。新しくなった点も含め、Facebookクーポンの具体的な特徴として、以下の3つの点をご紹介したいと思います。

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1.クーポンの取得と保存
デジタルのクーポンを発行する際、利用者の声として多いのが、クーポンの取得方法や使用方法が分からないというものです。特に紙で配布するものと異なり、デジタルのものとなると、操作方法が複雑なものも多く、使うのを躊躇ってしまうこともあるようです。もし、なんとかクーポンをゲットできたとしても、いざ使おうとするとその取得したクーポンがどこにあるのかが分からないといったことも多いようです。

まず、取得に関しては、基本的にほぼワンクリックで可能となっており、尚且つ、一度取得したクーポンは「クーポンブックマーク」に保存される仕組みになっているため、Facebook上で全て完結できるようになりました。利用の際も同じくFacebook上での遷移を基本として、簡単にクーポン画面やクーポンコードを表示させることができます。簡単に取得して、簡単に使えるというのは、お客様の利便性だけでなく、店頭でのオペレーションを楽にする非常に重要な要素であると思われます。

2.リマインダーで使い忘れ防止
外出先や移動中にクーポンを取得すると、クーポンの存在を忘れてしまうことが往々にしてあります。そうならないよう、Facebookがクーポンについて、リマインドをしてくれるようになりました。スマホで取得したクーポンを、PCでFacebookにログインした際にリマインドしてくれたり、クーポンの有効期限が近付いてきた時にリマインドしてくれたりします。これは、クーポンの利用率を上げるために、とても望まれる機能であるはずです。

3.ページ投稿と広告のどちらでも
クーポンの発行をファンやお客様に知らせる方法として、オーガニックな手法ではFacebookページ上に投稿するというのがスタンダードです。この方法は、すでにFacebookのファンになっている方に来店を促すという意味では、とても有効ではあると思うのですが、新規の顧客を捕まえるためには、やはり広告を使ってクーポンを宣伝するのが最善の方法だと考えられます。特にFacebook広告は、ターゲティング精度の高さが強みですので、例えばお店の所在地に近いエリアをセグメントしたり、興味関心を軸にお店に来店してくれそうな人たちに新たしくリーチすることが可能です。既存顧客のリピートなのか、新規顧客の獲得なのか、その目的に合わせ使い分けるのがいいのではないでしょうか。

 

どういった企業が使うべき?

地味ながらも新しくなったFacebookクーポン、いったいどういった企業が使うべきなのでしょうか?当然、実際に集客を図りたいリアルな店舗を持っていることが前提になりますが…。

まず、ひとつ目に挙げられるのが、すでに多くのファンを抱えていて、投稿以外に何も実施していない企業です。地道にファンを獲得してきた結果、ファンは多いものの、次にどういう風にそのファンを活用していこうかと悩んでいる企業が当てはまります。

近年、Facebook上での評価指標として、ファン数やエンゲージメント率だけでなく、自社サイトへの送客数やリアル店舗への集客数が求められるケースが多くなっています。自社サイトへの送客であれば、Facebook広告などの活用によって、かなり効率的に実現できるようになりました。しかし、リアルな店舗への集客として考えた時、オンラインで完結してしまう広告メニューだけでは決め手に欠けるのが正直なところです。

そういった時にぴったりなのが、今回取り上げたFacebookクーポンなのです。クーポンによる来店を図ることで、すでに獲得しているファンの数が、潜在的に来店の可能性を秘めた数として捉えられるようになります。1万人、10万というファンがいるページにとっては、ファンの数自体が大きな資産と考えられるのです。そして、どういったクーポンが有効なのかというと、裾野が広いファン層を考慮して、まずは来店へのモチベーションを生み出すために、「無料」で何か貰えるといった内容がいいのではないかと考えられます。

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そして、二つ目が、ファンの数はそれほどいないけれど、エンゲージメント率が高く、ファンとの結びつきが強い企業です。エンゲージメントの高いファンはいるのですが、もうこれ以上ファンの数は増やせそうにないと感じている企業が該当します。

ファンの数自体は少なかったとしても、コアなファンの割合が多いだけで、十分、クーポンを活用するメリットがあるのです。当然、コアなファンということで、すでに一定の頻度で来店していることは想像に難くありません。そこで狙いたいのが、来店頻度&購入単価のアップです。とはいえ、リピート回数や購入金額にも限度がありますので、副次的な要素として、そのコアなファンたちが積極的に自分の友達にシェアすることによる、新規顧客の獲得を期待したいところです。

このケースの場合にどういったクーポンが有効なのかというと、来店頻度の向上と購入単価のアップを狙いますので、「3つ買うと1つ無料」だったり、「2点買うと15%OFF」といった購入に紐付くクーポン内容が良いのではないかと考えられます。

 

このように考えると、Facebookクーポンは、現状のFacebook運用をさらに一歩進めたい企業こそふさわしい機能であると言っても間違いないように思います。当然、どういった人たちに向けて何を狙うのかによって、クーポンの内容はしっかりと考える必要はあります。

Facbeookの運用がマンネリ化してきた、もしくはより具体的な成果を期待したい、そういった現状を打破する手段としては、クーポンは新たな可能性を秘めていることは間違いないでしょう。まだまだ、日本での活用事例が少ないからこそ、多くのファンに新鮮に受け止めてもらえるのもメリットです。もし、新たな展開を考えたいと思っている企業のFacebook担当者の方、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

アクトゼロ / 山田