昔に戻った…?デザインが大きく変わったFacebookページが意味するもの

20160801

Facebookを利用する多くの一般ユーザーは、そのほとんどがスマートフォンでアクセスしていると考えられますが、企業ページを運用する担当者は、比較的パソコンからのアクセスが多いのが一般的です。そもそも、会社からアクセスしているからなのですが、そんな企業担当者界隈で、PC版Facebookページのデザインが変わったことが、静かに(?)話題になっています。あくまでも静かに…です。

昔風?に戻ったレイアウト

長らくFacebookページのタイムラインは、カバー写真やプロフィール写真、そして各種ページ内メニューが配置されたヘッダーエリアと、それより下は2カラムに分かれ情報と投稿が並列に並ぶスタイルを通してきていました。※下が以前のデザイン

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そして、ここにきて大きくデザインが変わることになったのですが、そのデザイン、もといレイアウトが、2010年頃のFacebookページのようなのです。※この下のイメージ
全体が3つのカラムに分割され、左側がメニュー、真ん中が投稿、右側が企業情報と大きく分かれる形になっています。左側にメニューがレイアウトされているところは、まんま以前の状態に戻ったように錯覚してしまいます。

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ただ、大きく違うのがカバー写真という要素で、それによって印象は大きく変わったと言えば変わっていますが…。企業やサービスのロゴが独立したことで目立ちやすくなったり、左側メニューがスクロールに追随することでFacebookページ内でのナビゲーションが向上たり、細かなところがチューニングされています。

ちなみに、すべての環境で新しいデザインになっているわけではないようで、見ているブラウザ等の環境で新旧が入り混じっているようです。
(自分の環境ですと、Chromeでは新バージョン、Firefoxでは旧バージョンでした。)

なぜ新しくなった?

今回のデザイン変更の意味は、個人的には2つあるのではないかと考えています。

1.リッチ化するFacebook上のコンテンツへの対応
Facebook上のコンテンツは、写真やテキストだけでなく、動画(生中継や360度動画等)やイベント機能など、トータル的にかなりのボリュームになってきています。
企業としては、よりリッチなコンテンツを投下することでエンゲージメントの獲得を狙っているわけですが、運用期間が長ければ長いほど、そのボリュームは嵩んできます。こうしたリッチなコンテンツを整理し、エンドユーザーがページ上で迷いにくくする狙いが、今回のメニューのレイアウトの仕方に読み取れます。

2.個人と企業の明確な差別化
最近は減ってきたと思いますが、企業ページと個人のアカウントページのデザイン(構成)が似ていると、一種、どちらを見ているのか混乱する時があります。
というのも、一時期、Facebookの企業利用が増えた際に良く見られた光景なのですが、企業なのに個人アカウント登録、また逆に、個人なのにFacebooページ登録とうのが結構ありました。個人ページと明確に差別化したデザインとすることで、どういったページを見ているのかをユーザーに分かりやすく伝えることができるようになったはずです。

いずれにせよ、個人のユーザーだけでなく、企業利用が活発になってきたことによる利便性や、目的の多様化に合わせた、対応であると考えられます。

と、いろいろと考えを書いてきましたが、以前に比べこうしたデザインの変更などはあまり話題にならなくなりました。というのも、そもそも、企業ページのタイムラインに訪れるユーザーというのは限られ、タイムラインよりもむしろ繋がっているユーザーのニュースフィード上に表示される自社の投稿のエンゲージメントやそこからの自社サイト等への送客の方が重視されているからです。もちろん、基本的な設定をしっかりと行っておく必要はありますが、そもそもタイムラインの「見た目」のプライオリティは高くありません。

Facebookページの「顔」は意識しつつも、あくまでも日頃の投稿を軸とした交流というのが、Facebookに限らないソーシャルメディアの本分なのです。「見た目」の変更による一喜一憂よりも、しっかりとした「質」の高い投稿を準備して、高いエンゲージメントや多くの送客の実現を目指していきましょう。

アクトゼロ / 山田