ファンへのリーチ減少で、企業ブランディングの場としての魅力を失うFacebook

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 ソーシャルメディアインサイトをお送りします。アクトゼロの黒沼です。

今日は、9月20日辺りをさかいにFacebook上で行われた、エッジランク算出法の変更についておおくりします。
多くの企業ブランドページの投稿のリーチが、この日を境に落ち込みました。それまでと同じ内容で投稿していても、その投稿を目にするファンが減ってしまったのです。 

DID FACEBOOK DECREASE PAGES’ REACH?

DID FACEBOOK DECREASE PAGES’ REACH?

Facebook、エッジランクのアルゴリズム変更で企業の投稿がファンに届かなくなる – Facebook JapanInside 
コラム | メンバーズ» ブログアーカイブ » 原因はエッジランクだった…Facebookでのリーチ数減少の真相が明らかに! 

 Facebookの説明では、エッジランクの変更によって「よりユーザーの興味にあった投稿だけを表示させる」ことになったということです。これは、Facebookページに関連性の薄いユーザーには、たとえファンでも投稿が表示されにくくなったことを意味しています。もともとファンの16%前後にしか表示されていなかった投稿が、より少数のユーザーにしか表示されなくなってしまったのです。

Facebookの仕様変更と付き合っていくということ

Facebookには、ユーザーの体験向上という大名目がありつつ、短期的には「広告」の利用を増やそうとする狙いがあると考えられます。企業が大量のファンを抱えていたとしても、そのファンの多くに投稿内容を伝えるためには、長期的にはファンとの関係性を深めるか、短期的にFacebook投稿の露出(リーチ)を増やすために広告を出すしかないのです。

投稿のリーチ数を一つのFacebook上でのユーザーエンゲージの指標として利用していた企業にとっては、寝耳に水の変更だったと考えられます。それまでファンを集めるために投資した広告費などが、どれぐらいのリーチを生み出すのかを考えてプロモーション設計を行なっていた担当者の多くは、その見直しをせざるを得ない状況となってしまいました。

もちろん、Facebookは企業プランドページにとって、あくまで借り物のプラットフォームです。Facebookという「場」が開かれているからこそ、そこでプロモーション活動を行なっているわけですが、同時に「場」を借りるということは、そのルールに従わなければいけないということでもあります。Facebookが仕様変更を頻繁に行ったり、新機能のリリースや廃止を突然行うことは知られていますが、重大な指標や機能が頻繁に変更されるようでは、安定的な運用を行うことが難しくなってしまいます。

企業ブランディングの場としてのFacebookの存在感は未だ大きいものですが、そのつきあいかたを慎重に考える時期が来ているのかもしれません。

 

photo by dsevilla