360度ぐりぐりと動かせる!Facebookで新たな動画体験

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こんにちは、アクトゼロの山田です。
TwitterやFacebookのタイムラインやニュースフィードを眺めていると、以前にも増して動画の投稿が目につくようになってきました。CMの流用や商品のプロモーションビデオの投稿が多い傾向はあるようですが、ソーシャルメディア上で動画を見せるという流れ自体は、そんなに特別なことではなくなっているように思います。そんな動画のコンテンツの中で、”360動画”というものにFacebookが対応を始めています。

360動画って?

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まず、360動画というのが何か、というところだと思いますが、オフィシャルには下記のように説明されています。

360動画とは、風景を360度同時に撮影するカメラシステムで作成されたものです。視聴者は、360動画の視点をパンしたり回転したりして、動画を別のアングルで見ることができます。

この360動画が投稿されると動画イメージの左下に、「360動画」というラベルが付くようになっており、コンピュータ(一部のブラウザ)、iOS、Androidの各公式アプリ上で見ることができます。対応している環境でFacebook上の該当する動画を再生させた上で、ユーザーの操作によって、視点をインタラクティブに変えることができる仕組みです。具体的にイメージできるように、少し前に話題になった360動画を2つご紹介します。

Star Wars: The Force Awakens Immersive 360 ExperienceSpeed across the Jakku desert from Star Wars: The Force Awakens with this immersive 360 experience created exclusively for Facebook.

Posted by Star Wars on 2015年9月23日

この動画はスターウォーズの公式アカウントで投稿された動画で、ドラッグ操作によってグリグリと視点を変えることができます。まさに、スピード感、臨場を味わうのにうってつけの動画になっています。

Ever wanted to surf in Tahiti? Now you can with this immersive 360 VR experience directed by Taylor SteeleVideo #SamsungGalaxy Samsung Mobile / Rapid VR

Posted by World Surf League on 2015年10月28日

そしてもうひとつ、このヴァーチャルサーフィン動画は、まさに自分が動画の中の人物と同じ世界にいるかのように感じるものがあります。

この360動画の強みは何と言っても、作り手の視点を一方的に押し付けるというものではなく、視聴者に視点を委ねるというインタラクティブ性を持っている点です。それにより、視聴者が主体的にコンテンツを消費できるようになるため、高いエンゲージメントに繋がっていくと考えられます。
ただ単にインタラクティブな動画というだけでなく、それがFacebook上にあるという事で、手軽に共有や共感に繋げやすいのも大きな特徴です。体験を通じた共感とその拡がり、コンテンツとしてはこれまでとは異なった、ソーシャル時代のコンテンツと言えるかもしれません。

課題はやっぱりコンテンツの制作

この360動画は、コンテンツとしてはとても優れたものではあるのですが、360°に対応したコンテンツの制作ハードルの高さが課題として横たわっています。
つまり、360動画をコンテンツとして展開していくためには、360°撮影に対応した機材を揃えて自前で作るか、それなりの予算を確保して制作を専門の会社に依頼しなければならいないのです。

002とはいえ、そんなに予算も機材もないし…といった場合でも、手軽にテスト的に取り組んでみることも不可能ではありません。例えば、手軽に360を撮影する機材として、Ricoh「THETA」があります。金額的にも一般的なデジタルカメラの範疇におさまるもので、試しにやってみるにはうってつけかもしれません。

ただ、撮影は出来るようになったとしても、何を撮影するのか、どういった動画にするのかをしっかりしなければ、コンテンツとして優れたものになりません。伝えたいメッセージや、提案したい体験、それらがベースにないとエンゲージメントの獲得とは程遠い結果となるはずです。

たかがコンテンツ、されどコンテンツ、360動画を一例として、ソーシャルメディアでできることが増えるからこそ、消費者から企業が求められるもの、あるいは期待されるものがどんどんと高くなっていくように感じます。

アクトゼロ / 山田