ソーシャルメディアの投稿は「コピーライティング」であるということ

eyec

アクトゼロの藤村です。火曜日のプランナーズブログをお届けします。

先週12月1日、株式会社SHARPのTwitter公式アカウントが、大阪コピーライターズ・クラブの最高新人賞を受賞したことを発表しました(おめでとうございます!)。

SHARP公式アカウントは、Twitterに存在する企業オフィシャルアカウントの中でもウイットに富んだツイートが多いことで有名です。
これまでTwitter独特の文脈を上手に取り入れながら、流行りのハッシュタグの活用や著名人の誕生日を祝うなどの工夫で、多数のフォロワーを獲得してきました。

また、同じトーンで運用している他社アカウント(タニタさんとのやりとりが目立ちます)とのリプライのやりとりも頻繁におこなっており、公式アカウント担当者同士のオープンな対話の面白みから、高い水準でのエンゲージメント維持に繋がっています。

リツイートなどで出回る発言は上記のとおり「おもしろツイート」が主立っていますが、勿論企業アカウントとして商品PR、CSR活動報告などもしっかりと行われています。
注目すべきはその「商品PRの方法」です。
SHARP公式アカウントの自社製品のプロモーションは単純なCMや公式コピーの焼き増しでなく、よりTwitterという媒体でリーチを見込める文体にリライトされながら、メディアカラーにしっかりと馴染むスタイルで運用されてきました。

受賞を受けての“中の人”のコメントと、企業×ソーシャルの可能性

最高新人賞の受賞発表後、“中の人”は以下のように述べています。

今回の一連の流れは、ソーシャルメディア上の発言が企業のコピーライトとして機能することを、証明づけるひとつの事例となりました。

ソーシャルメディアの運用は根気がいります。
広告のようにお金をかけた分だけファンが純増するとは近年尚更言い難く、実益に結び付く数字を追い求めると頼りなく…どこか遠回りで物足りなく思えるツールかもしれません。
しかし、Facebookでページにいいね!を押しているユーザーのことをファンと呼ぶ通り、ソーシャルメディアで実現できる企業のプロモーションは、消費者と親しくなること。ファンになってもらうことなのだと私は考えています。
そして、直接消費者と触れあい、コミュニケーションが図れるツールだからこそ、アカウントの中の人の温度を伝えていくことが重要です。
SHARPのアカウントを運用しているのは「株式会社SHARP」ではなく、「株式会社SHARPに勤めているソーシャルメディア担当者」なのだと、そうユーザーに感じさせる運用が、成功に結び付いているのではないでしょうか。
日常タイムラインで継続的に触れ合う「SHARPの人」のコピーライティングは、時にどんなに莫大な費用をかけた広告よりも、ユーザーの心を動かすものになる可能性を秘めているのです。