速報「京都祇園祭 LIVE ON USTREAM」レポート

先週から当ホームページでも告知させていただいていた「京都祇園祭 LIVE ON USTREAM」につきまして、無事に終了することができました。
今回は速報として、実際に行ったことをレポートしようと思います。細かい分析や技術的な視点の話については、追ってご報告する予定です。

■移動しながらのUstream中継

今年は、昨年行ったUstreamに加えて、Facebookも連動する形で企画が立ち上がりました。
ただ、Ustreamについては、去年と同じことをするのではなく、新しい機材を活用して、よりライブ感を伝えられる移動中継を目指しています。
同時に、弊社高寺を前面に、ソーシャルストリームでの視聴者のコメントを拾い、コミュニケーションを生み出すことも考えました。

まず、移動中継という面においては、今回初めて「TVUPack」という機材を初投入して中継を行いました。

「TVUPack」については、以前に高寺が記事にしていますので、そちらをご参考ください。現地の中継スタッフは高寺と私の2名、東京のスタジオにUsteam配信に関わるスタッフが1名という体制になります。

放送は15~17日の毎日、計3日間行われました。
内容は…

15日…山鉾町ぶらり散策とお囃子の中継
16日…宵山の様子、日和神楽、あばれ観音
17日…山鉾巡行

というラインナップでした。

当然、前述の通り「TVUPack」の特徴を生かして、積極的に「動く」中継になりました。特に、あばれ観音については、名前の通りかなり激しい動きが求められるのですが、激しい動きでも途切れることなく中継することができるなど機材の信頼性の高さが裏付けられました。

■Facebookでの取り組み

次に、今回初めて取り組んだFacebook施策についてお話したいと思います。
前回のこのコラムで書かせていただいたように、あえて1年に1度しかない祇園祭のFacebookを作ってみる、という挑戦と同時に、もう一つのミッションを課していました。

それは、Ustreamと連動させることで、より強力なコミュニケーションを生み出すことと、Ustreamの中継以外の時間帯のフォローを行うことでした。
まず、コミュニケーションの面では、発信者の顔をきちんと設定すること、つまり明確な個人がきちんと情報を発信することで、ファンとのコミュニケーションを行いやすくしました。

実際に相手の顔が見えるために、Ustreamでも視聴者との一体感を演出することができたと思っています。

一方、Ustream中継以外の時間帯のフォローという面でも、今スタッフがどういう風に行動しているかを発信することで、いいね!やコメントの投稿といった、ファンのアクションを生み出すことができたのが大きな成果です。

継続的なコミュニケーションを行うことで、時間が限られるUstream中継への期待をあおり、実際の中継では視聴者との一体感を生み出すことができました。
これは、ソーシャルメディアの特性によるもので、今回大きな成果として表れたと思っています。

■まだまだ挑戦中

前回のコラムで書いたように、Facebookでの取り組みは、長期的な視点に立った挑戦というように考えています。

すでにファンに登録していただいた方との関係が、今後どうなっていくのかというところも含め、忘れた頃にまたお伝えできればと思っています。

最後に、Facebookページにファン登録いただいた方、Ustreamをご覧いただいた方、そして、多くのご声援をいただいた方。
みなさま、本当にありがとうございました!
また、来年あの場所で会いましょう!