photoshopで物体を煙にしちゃうチュートリアル

アクトゼロではただいま「Webデザイナー」の採用活動を行っています。

2013/08/20~2013/09/02 の期間限定となっております。
新卒・中途は問いませんので、ぜひぜひお気軽にご連絡ください。

こんにちは、あゆこです。

本日は某J●J●オールスターの発売日ですね。
もう早くやりたくてやりたくて手が震えます。

それはさておき、本日は物体を煙で描いちゃおうと思います。
完成図はこちら

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禁煙ポスターみたいなデザインを作っていきます。

材料集め

1. 人物
実際にタバコを吸っている写真だとなおグッド!かと思います。

zairyo_1

by Ricardo Liberato

2. 煙にしたい物体
今回は手を煙化します。

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by Ramocchia

3. 煙
今回は1枚だけですが、
場合によっては2,3枚あったほうが質感がイイ感じになる時も。

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by Kevin Walsh

人物を編集する

 人物の周りの背景を消して煙を目立たせるべく、人物だけを選択していきます。
お好みの選択ツールで人物のみを選択してください。
(今回はいつもの如く多角形選択ツールで選択していきます。)

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そしたら「境界線を調整」を選び、画像が綺麗になるよう調整してあげましょう。
この時出力の「不要なカラーの除去」にチェックを入れ、
出力先を「新規レイヤー(レイヤーマスクあり)」に設定してください。

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設定しましたら、
背景に黒で塗りつぶしたレイヤーを敷きます。
(お好みでうっすらグラデーションをかけるのもアリです。)

そして、モデルのレイヤーマスクを選択しましょう。

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描画色を白(#ffffff)に設定してブラシを選択、
不透明度を20%くらいに落として、
煙のあたりのマスクをそっと消してあげます。

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これで人物の編集は完了です。

物体の準備

 次は作りたい物体の準備をしていきます。
こちらも人物同様選択ツールで切り抜き、境界線を調整しておきましょう。

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レイヤーパレット下部の「レイヤースタイル」6-1から
「白黒」を選んでモノトーン調に。

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そうしたら「手」のレイヤーの方を
フィルター > スマートフィルター用に変換

そして
フィルター > フィルターギャラリー > 表現手法 > エッジの光彩
で下記のように設定

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するとこんな感じに。

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人と手を組み合わせる

 人物レイヤーの方に手のレイヤーをぽいっと入れて、
いい感じの場所に調整してあげます。

また、レイヤーにクリッピングマスクをかけてあげて、例の如くマスクの方を選択、
人物で隠れている部分を黒で塗ってあげて
隠してあげるとよりリアルな感じがしてきます。
(今回はのどにちょっとかかってる指を隠しました)

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次にレイヤースタイルを調整。

描画モードを「スクリーン」に、
不透明度を「30%」程度に設定します。

こんな感じになりましたでしょうか。

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輪郭はちょっと薄いかな?と思うくらいで大丈夫。

煙を描いていく

モデルのタバコの煙と先ほど作った手がイイ感じにつながるよう、
煙を設置してあげます。

帳尻が合わない場所はレイヤーマスクで隠したり、
焼きこみツール 8 で煙を弱めてあげたりしてください。

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そうしましたら並べた複数の煙レイヤーを1つのグループにまとめ、
描画モードを「スクリーン」に、
不透明度を85%程度に設定します。

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またレイヤースタイル6-1から
「白黒」と「レベル補正」を選んで、
alt + クリックで煙グループにクリッピングマスクします。

レベル補正の設定は下記のような感じに。
(ほんのり動かしてます)

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こんな感じになってるはず。

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レイヤーはこんな感じになっております。

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煙を描いていく

さきほどの煙グループをレイヤースタイルごとグループ化して、複製します

そしたら手のレイヤーをCtrl + クリックで選択。
マスクで消してあげてる部分は選択ツールでちょちょっと調整してあげてください。

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できましたら先ほど複製した煙グループを選択し、
クリッピングマスクmaskをクリック。

ただこのままだと何も見えないので、
クリッピングマスクのリンクを解除します。

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煙レイヤーを直接動かしてあげましょう。

1枚で十分なので、今回2枚複製してあったうち片方は削除し、
グループ設定が不要になったので「グループのみ削除」をしました。

この時85%に設定していた不透明度が100%に戻りますので、
お好みによって調整してあげてください。

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なんとなく煙が手の輪郭に沿った感じになると素敵ですね。

また、どうしても不自然っぽいところは
焼き込みツール8で薄めたり、
指先ツール17で輪郭に自然に沿うように調整してあげると良いです。

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最終調整をして完成!

 最後は全体を見て、
マスク・焼きこみツール・指先ツールを駆使して調整してあげれば完成!

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いかがでしたでしょうか。
何かのお役に立てれば光栄です~。