Photoshopで宇宙を描くチュートリアル

こんにちは、小林です。

宇宙を描くチュートリアルはいろいろありますが、今回はなるべく手間をかけず(?)に宇宙を作成できるチュートリアルをご紹介したいと思います。
惑星とかもあるとよりリアルですが、作り方がやや複雑になるのでそれはまた次回以降にご紹介したいと思います。

完成図はこちら

 下地を用意する

背景を黒(#000000)で塗りつぶします。

星くずを描く

書き方はいろいろあるのですが、手っ取り早いのはノイズフィルターを使うのが良いと思います。

  1. 新規レイヤーを作成
  2. 黒(#000000)で塗りつぶし
  3. [レイヤー > ノイズ > ノイズを加える:量10%、ガウス分布、グレースケールノイズにチェック入れる]
  4. [イメージ > 色調補正 > レベル補正:左端を50、右端を100の値にする]
  5.  レイヤーモードをスクリーンにします。

星雲を描く

  1. さきほどの星くずのレイヤーの下に新規レイヤーを作成
  2. 描画色(黒)背景色(白)のデフォルトの状態にして[フィルター > 描画 > 雲模様1]
  3. [フィルター > 描画 > 雲模様2]×4回くらい
  4. レイヤースタイルで下記のようにグラデーションオーバーレイをかけます。
  5. レイヤーの塗りを10%にします。

     ※特にやらなくても大丈夫ですが、新規レイヤーを作成して、上記手順をもう一度繰り返すとよりクオリティが上がるかと思います。(形の違う雲を作るのがポイントです)
  6. ・新規レイヤーを作成し、青紫(#1b1464)で塗りつぶし後、塗りを50%します。
    ・レイヤーマスクをかけて大きめのサイズの黒のソフトブラシ(流量70%くらい) を活用してポンポンとランダムにマスクをかけていきます。
    ・レイヤーモードをスクリーンにします。
  7. 上記手順を今度は緑色(#20410a)で塗って繰り返します

明るい星を作る

所々にやや明るめの星があるとリアルになります。

    1. 一番上に新規レイヤーを作成して、あまり密集しすぎないように、ハード円ブラシなどでランダムに星を作ります。
    2. そのレイヤーを、レイヤーモード「覆い焼きカラー」にした新規フォルダを作成してその中に入れます。
    3. そしてレイヤースタイルで光彩(外側)を下記のように設定します。

光っている感じが出れば良いと思います。

暗い部分を作る

やや明るすぎる気もするのでまっ暗な部分も欲しいところです。
一番上に新規レイヤーを作成して、大きめのソフトブラシを使って外側を黒(#000000)で塗っていきます。

仕上げ

もうちょっとメリハリがあってもいい気がしますので、レイヤーモードをオーバーレイにした新規レイヤーを作成して先ほどと同じソフトブラシで白(#ffffff)で塗ります。
コントラストが出ると思います。

最後にテキストなどを配置して完成です!

見出しなどに光彩をつけるとより良いかもしれません。(下記では光彩外側:覆い焼き(リニア)で白を少しつけています)

星雲をもっと暗くすればおとなしくなります。

いろんな宇宙の表現があるので、今回の作り方が正解ではありませんが参考になれば幸いです。

下記サイトはいろんな宇宙が描かれているので参考になります。
http://psd.tutsplus.com/articles/inspiration/digital-space-paintings/

ちなみにNASA(アメリカ航空宇宙局)のサイトは意外に背景シンプルです。
http://www.nasa.gov/

参考サイト
http://www.smashingmagazine.com/2009/02/22/space-explosion-photoshop-tutorial/