ソーシャルメディア登場後の世界

sekai

みなさま、あけましておめでとうございます。

ソーシャルメディアインサイトをお送りします。アクトゼロの黒沼です。
今日は、2012年念頭のテーマとして、「ソーシャルメディア企業利用の現在」について、所感を短くお話ししたいと思います。 

2011年ソーシャルメディアでファンを集めたのは誰か

Facebookは2010年の日本本格上陸後、ユーザー数を大きく伸ばすことに成功しました。現時点での登録ユーザーは6,267,540人です(Facebook広告ツールを使っての調査 2012/01/05/19:00)。Google+の登場、mixiページのリリースなど、改めてソーシャルメディアの価値とは何かが問われ、特に「ソーシャルグラフ」の価値について、一般層にも認知が広がった年でした。

ネット系代理店を中心とした強力な営業もあって、ソーシャルメディア上にも企業のブランドページの開設ラッシュとなりました。特にFacebookページの利用についてはB2C企業を中心に、もってて当たり前の様相を呈しています。かつて、ネット普及期に企業がWebサイトを持つことが当たり前になった時期を思い起こさせる光景です。

そうして生まれた、数あるブランドページのなかで多くのファンを獲得し、良好な関係が結ぶことができたのは、どういった企業でしょうか。

元も子もない結果ですが、それは、すでに認知度があり普段から顧客と正しいブランディングが結べている企業でした。Facebookページがかつて、ファンページという名前であったように、現実社会で「ファン」と呼べる消費者を多く抱えていた企業が、当たり前のようにFacebook上でも、人気ページとなることができたのです。

ソーシャルメディアは現実の映し鏡

「どうせそういう企業が勝つんなら、うちでやる意味なんてないんじゃない?」という、『そうではない企業』のご担当者様からの声が聞こえてきそうですが、むしろ、だからこそやっておくべきなのです。

インターネットが現れたことで、それ以前と比べて、企業にとっての情報統制はずっと難しくなりました。CMの印象や報道規制で、世論をある程度操縦できていた時代は終わり、誰もが自由に発言出来るネットの世界では、悪い情報は瞬時にネット上に広まります。ブログやソーシャルメディアの誕生は、その傾向にスピードと信憑性を与えました。そしてついに、ブランドページや企業ツイッターアカウントが開設されることで、企業はネット上にさらなる「露出」を求められます。

ネット上の「企業Webサイト」が現実世界の「企業ビル」だとすると、ソーシャルメディア上の「企業ブランドページ」は、「企業の人格」そのものです。

企業の動向がありのままネットを伝播する時代であり、さらに企業の人格がソーシャルメディア上に開かれた今、企業は消費者にこれまで以上に真摯に向き合う必要性に迫られています。通り一遍の美辞麗句を公式に発表し続けることで、ごまかせていた企業の風土や姿勢が、真に試される時がきているのです。

ソーシャルメディア上のブランドページは、企業の写し鏡として機能するのです。今は、知名度でなんとなく選ばれているブランドページも、いずれほんとうの意味で「ファンに愛されるブランドであるかを示す指標」となる日がきます。

ソーシャルメディア登場後の世界

わたしは、2012年は、企業の知名度だけでブランドページが支持されている状態から、ほんとうの意味でユーザーが愛したいブランドを選び始めるフェーズに移ると考えています。消費者に価値を与え、その価値を正しく消費者に伝えられる企業こそが本当に選ばれる、透明度の高い時代が来ているのです。

ソーシャルメディア上のコミュニケーションのみならず、現実の企業活動もソーシャルメディア登場後の時代にあわせて、少なからず変革を行う必要に迫られて来る。アクトゼロはその手助けを今年も行なっていきます。