若い世代を中心にユーザー拡大を続ける、「ツイキャス」

20140702_04

先日、スマートフォンから動画の生中継を行うサービス、ツイキャス(TwitCasting)を提供するモイ株式会社が、500万ドル(日本円で5億円)の資金調達を実施したことが話題になりました。(2014.6.27 THE BRIDGE) これにより、世界に向けてさらにサービスを大きく展開していくことが期待されます。日本発のwebサービスとして、頑張って頂きたく思います。

そんな、ツイキャスとはどんなサービスなのか皆さん、整理できているでしょうか?今日は、このサービスについてレポートしていきたく思います。

ツイキャスとは?

ライブ動画中継プラットフォームとしては、すぐに頭に浮かぶのがUstreamやニコニコ生放送ですが、これらがPCを使って配信することが中心であるのに対し、ツイキャスは元からスマートフォンといったモバイル機器からの配信を前提としたサービスです。画面サイズは320☓180ピクセル、フレームレートも最大10fps程度と比較的低い画質ですが、その分非常に軽く、3G回線でも途切れづらいのが特徴で低ビットレートになっても配信を続けられるのが他サービスと比べて優位点といえます。

20140702_02

2010年2月にサービスを開始。そこからおよそ4年で、登録ユーザーは2014年3月12日に545万人を突破し、2014年6月現在では650万人との報告があります。ユーザー構成比で最も特徴的なのが、24歳以下の若年層がユーザーの半分を占めている点。中高生はもちろん、大学生に至っては約133万ユーザーと、全国の大学生の約半数に該当するユーザーが居ると報告されています。(参照:http://about.moi.st/ja/2014/03/19/multi-peoplebroadcasting/

ツイキャスの特徴として挙げられるのが、一般のユーザーにはなかなか難しい、映像配信や通信環境などの知識が無くてもアプリをインストールするだけですぐに「キャス主」(配信主)になれる手軽さといえます。配信用アプリを自分のスマートフォンにインストールし、Twitterアカウントでログインするだけです。(視聴だけでコメントをしない場合はログインすら不要です。) 配信方法は、動画によるライブ配信か、音声によるラジオ配信(音声のみ配信して、画面には静止画を表示)から選ぶことができます。

ツイキャスでは、どんな内容の配信が行われているのか中を覗いてみると、やはり若い世代のユーザーが多く配信していました。学校の休み時間中の女子高校生だったり、自宅や友達の部屋から配信していたり、メイクのhow to 生中継を配信していたり…。雰囲気としては、Ustreamというよりも、YouTuber動画やニコニコ生放送に近いでしょうか。若者の日常を垣間見ている感じを強く受けました。印象としては、女性の配信主が多いように感じました。また、私が覗いた日は、集団的自衛権関連のデモ風景動画も多くあり、若者の日常あり、政治ありと混沌とした雰囲気が印象的でした。

20140702_03

視聴者からのTwitterなどの書き込みがアプリに反映されるのが非常に早く、キャス主と視聴者のコミュニケーションが円滑に行われていました。同時視聴者数が多く、書き込みが多い配信では、書き込みの反応にキャス主が対応しきれないシーンもよく見かけました。

芸能人の中にもツイキャスを行っている人が多く、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんや、キングコングの西野亮廣さん、Vineで有名なけみお君など、多くのフォロワーや閲覧者を集めるアカウントも存在しています。

若者を中心に拡大を続けるライブ動画中継プラットフォーム、ツイキャス。若い世代を中心にプロモーションを行いたい場合、なかなか使える媒体かもしれません。