今こそおさらいしておきたい、アメリカで主力なバイラルメディア5選!

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アクトゼロの藤村です。火曜日のプランナーズブログをお届けします。

今月初め、アメリカで展開される最大手バイラルメディア「Buzzfeed」の日本上陸が話題になりました。
欧米諸国の風向きにならって国内でも乱立しつつあるバイラルメディアですが、日本ユーザーの一般的な認知がどれほどのものなのかを考えると、まだまだ発展途上のようにも思えます。
マイクロビデオと並んで、2014年の新たなトレンドとの呼び声が高いバイラルメディアですが、いったいどのようなメディアなのでしょう?

バイラルメディアとは、検索やリスティング広告などこれまで定石だった流入ルートを介さずに、ユーザーの拡散(バイラル)からのトラフィックにフォーカスしたつくりで構成されるニュースサイトを指します。
従来のニュースサイトと決定的に異なる点は、テキスト<画像・動画というより視覚的なコンテンツ比重、バズらせるために工夫された記事づくりシェアのアクションに執着したインターフェースの最適化などなど。

今週は、バイラルメディア先進国であるアメリカで、特に主力とされる5サイトを見ていきましょう。
ひとくちにバイラルメディアといっても、それぞれに特徴があり面白いです!

BuzzFeed(バズフィード)

buzz

前述したBuzzFeedは2006年のサービス開始以降、2012年頃から急激に勢力を拡大した、言わずと知れた代表的なバイラルメディアです。
取り扱う記事の傾向は、画像や動画などエンターテイメント寄りのコンテンツをまとめた「ネイバーまとめ」のようなものから、政治経済、時事的なニュースまで幅広いです。
シェア導線はFacebook、TwitterのほかPinterest、Google+、メール送信が用意されています。
本国版
日本版

Upworthy(アップワーシー)

upworthy

「史上最速で成長するウェブメディア」と呼ばれる、今一番勢いのあるバイラルメディア。
なんと開設たったの14ヵ月で月間ユニークユーザー数が3,000万越えを記録した、乗りに乗りまくってるメディアです。
動画オンリーで構成されており、サムネイルと記事タイトルのみの非常にシンプルなページレイアウトになっています。
設置されたシェア導線は、FacebookとTwitterのふたつのみ(ただし動画の上にも下にも左にも…これでもかというくらいあっちこっちにシェアボタンがついてます)。
取り扱うコンテンツの質についても、環境問題や同棲婚など社会性の高いものが多く、うまくBuzzfeedと棲み分けできている印象です。
加えて、運営スタッフは1記事あたりに25種類のタイトルを作成し、より拡散力の強いタイトルを模索していくスタイルをとっているとのことで、バイラルを追求する姿勢がとことん徹底されています。
http://www.upworthy.com/

Distractify(ディストラクティファイ)

distractify

昨年10月に設立されたばかりの新星バイラルメディア。なんと創設者は若干20歳…!
Upworthyと並んで驚異的なスピードでトラフィックを増やし続けており、たった一カ月で2,100万人のユニークユーザーを獲得したといわれています。
本メディアは他メディアと比較してかなりライトなものが多く、タイトルの付け方なんかもニュースサイトというにはちょっとひねりがある感じです。直観的なイメージとしては、2chまとめみたいな雰囲気が近いかもしれません。「【悲報】~した結果www」のような感じで、見出しだけでは記事の顛末がわからないような仕掛けが施されています。
こういうコンテンツとSNSの相性は良すぎますよね…。
http://distractify.com/

Know More(ノー モア)

knowmore

ワシントン・ポストが運営するバイラルメディア、こちらは昨年8月にスタートしました。
母体が新聞社ということもあり、上記3つのメディアと比べても少し真面目な印象。
facebook、Twitterのほか、シェア導線としてLinkedInを設置していることから見ても、ティーンエンジャーや学生ではなく、社会人をメインターゲットに据えていることがわかりますよね。
記事のアコーディオンを開くと、上部の左右にそれぞれ「Know More(もっと知りたい)」ボタンと「No More(もういらない)」ボタンが用意されており、Know Moreならキュレーション元へ、No Moreなら記事が閉じます。遊び心のある(?)仕様ですね。良いか悪いかは別として…
http://knowmore.washingtonpost.com/

ViralNova(バイラルノバ)

viralnova

運営者不明のバイラルメディア「ViralNova」も、昨年5月のスタート以降、右肩上がりにぐんぐん成長を見せています。
なんとこちらのメディア、一人で運営されているらしいと噂です。
掲載記事をざっと見てみると、政治色はほぼないに等しく、共感しやすいエピソードや、ちょっといい話的なエントリーが多い模様。レシピなんかもありました。
シェア導線はFacebookのみ!というのも潔いです。
http://www.viralnova.com/

さいごに

以上、バイラルメディア先進国アメリカで勢力を拡大する、主力メディア5選でした。
こうして比較してみると、各メディアのキュレーションプラットフォームとしての基本的構造に、大差はないようにも見えますね。
類似メディアに差をつけのし上がっていくためには、ユーザーが心地いいと感じるインターフェースの構築や、収集する情報に特色を持たせた「メディアカラー」の上手な設定がキモになってくるといえそうです。

SEOの優劣や広告の投資規模に関わらず、ユーザーが有益と判断したコンテンツだけが価値を拡大していくバイラルメディア。
このプラットフォームは、消費者<マスの力関係をこれまで以上にフラットにしてくれる、情報純度のたかい媒体になっていくのではないでしょうか。

国内での発展も含め、今後の更なる成長に期待です!