YouTuberとの企業コラボ動画制作 ~劇団スカッシュにインタビュー

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YouTube上で動画制作・公開を行い、大きな人気を集めている人達を”YouTuber”と呼ぶことはご存知だと思います。最近、こうしたYouTuberによる動画で、企業のPRを行う機会を多く目にします。最近の事例ですと、Panasonicとのコラボ事例「スマートビエラをYouTuberがイジってみた」では、30人のYouTuberが、それぞれ得意とする手法で、ネットも見られる液晶テレビを使ってみて紹介する動画を制作・公開しています。

20140212_07http://panasonic.jp/viera/youtuber/

弊社では、こうしたYouTuberの皆さんと企業クライアントを結びつけた企業コラボ動画制作を推し進めています。このブログでも度々ご紹介してきた「劇団スカッシュ」は、YouTuberの中でも人気の高いグループの一つです。2008年から、劇団という持ち前のストーリー制作力と演技力を活かしたオリジナル動画を公開しはじめ、現在では9万近いチャンネル登録者数と総再生回数5400万を超える規模となっています。(参考:http://www.actzero.jp/social/report-4753.html

現在、ある案件で劇団スカッシュさんと動画制作を進めている最中です。先日、弊社会議室にて、会議風景の撮影を行いました。その撮影風景のご紹介と、劇団スカッシュさんにお聞きしたYouTube動画制作についてのインタビュー記事をお届けしようと思います。

撮影現場風景

この日は、とある企画会社の会議室で、広告代理店の人間との会議のやりとりを行うという設定のシーンの撮影でした。劇団主宰の大塚竜也さん(下写真右から2人目)は、脚本・監督・撮影に加え、今回の作品では自分も演者として出演します。

20140212_01撮影は事前に作られた絵コンテに従って進められていきます。撮影したカットには印を付けて確認しながら撮影は進んでいきます。  

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今回のプロモーション企画では、2本の動画を制作します。1本目はYouTubeに出稿するTrueView広告の素材として数十秒程度のもの。後半部分で「このあと主人公はどうなる!?」と期待感を煽り、2本目の動画に引き続く構成となっています。

女性役は、編集時にクロマキー合成をするために、グリーンバックで撮影を行いました。撮影は順調に進み、およそ6時間程度で本日のシーンは撮影を終了しました。別日に別のロケーションで撮影を行い、編集作業となる予定です。

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大塚竜也さん(劇団スカッシュ主宰)にインタビュー

撮影終了後、YouTuberによる企業コラボ動画について、インタビューをさせて頂きました。

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◆最近、YouTuberと企業コラボの話を聞きますが…
そうですね。最近増えてきています。けっこうすぐに(企業コラボの文化が)止まるかなと思っていましたが、むしろ増えてきていますね。YouTuberというものが注目されてきている現れなのかもしれません。
◆企業コラボ動画で気をつけている点は?
一番気をつけていることは、企業に対してマイナスイメージとなるような表現はしないという点ですね。企業に対してプラスとなるイメージに展開するように気をつけています。構成を考える際に、実際にその企業のことを調べて、商品やサービスを体験できれば体験した上で、「この点がいいな」と思ったところを作品に盛り込むようにしています。
◆劇団スカッシュの動画はドラマ仕立てだから、企業の訴求したい点を盛り込みやすいですよね。
確かに反映しやすいのですが、ノーマルなストーリーにしてしまうと面白くないので、そこをどう”笑い”に変えた表現にできるかは毎回悩みますね。脚本を作る時点でストーリーはほぼ形作ります。撮影現場で作るということはせずに、現場では脚本やコンテに従って撮影していくことが多いです。この脚本ですが、案がパッと出る時はするすると書けるんですが、案が出ない時は苦しみますね。ネタの大小に関わらず、出来る時は早いですし、出来ない時は時間がかかります。

20140212_04◆TrueView広告に最適化したアイデアも動画に取り込んでいますね。
5秒経ったらスキップできるのがTrueView広告ですが、5秒後に広告をスキップされないような工夫をしています。多分、まだ大多数の視聴者の方は、「(広告を)スキップしないで」と言われるのに慣れていないのではないかなと思うので、効果的だと思っています。視聴者の皆さんが飽きてしまったら別のアイデアを使いますが。

(今回の制作のように)TrueView広告がまず存在し、本編があるという展開の作品は、僕達としても制作していて楽しいです。TrueView用動画だけですと、尺は60秒以内にするべきとか、内容的に薄くなってしまいます。でも、その後に数分の本編があると、ストーリーとしても作りやすいですし、動画の面白さを演出できると思います。
◆今後の企業コラボ動画について
企業とのコラボ動画は費用的に余裕ができるので、表現的にチャレンジする機会が増える分、逆を言うと、もう少し自由に表現できると面白くなるのにな、という点はあります。どうしても、商品ありきでそれに対した動画を制作する形が多いのですが、テレビのように、スポンサードする代わりに面白い動画を作ってもらいたい、という形のオーダーになると、私達の良さ・面白さが前面に出た作品ができると思います。先日、「初TABI」さんと制作させて頂いた「SUPER BINGOの旅in 沖縄」はその理想に近い、いい企業コラボの例だったでしょうか。良い意味で、広告っぽくない、広告動画になっていると思います。視聴者からの評判も良く、再生回数としても良い成績が出せたと感じております。

企業は、ブログなどの文字による表現の時代が一段落し、今は動画が流行っているからウェブに動画を置きたい、という考えから行っているのかもしれません。そういう依頼が多く、非常に嬉しい機会ではあるのですが、僕達としては、再生数が伸びていく面白い動画コンテンツに企業が乗りかかるような形が理想的ですね。

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大塚竜也さんはじめ、劇団スカッシュの皆さん、ありがとうございました。引き続き、映像制作の方、よろしくお願いいたします。

現在、制作中の企業コラボ動画は3月上旬頃に公開になります。最終的にどんな作品に仕上がるのか楽しみです。公開の際にはアナウンスさせていただきますが、是非、劇団スカッシュさんのチャンネルを登録してお待ち下さい! 劇団スカッシュYouTubeチャンネル(SQUASHfilms)