【This is the answer】アンサームービーの文化が生まれそうだYO!

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みなさん、こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。
2014年最初のブログは、インターネット上における動画の可能性を、ちょっとだけ妄想してみたいと思います。

突然ですが、アンサーソングって言葉を聞くと、みなさんはどういった曲が浮かびますか?
個人的には「関白宣言」…が真っ先に浮かびます…。
「関白宣言」には多くのアンサーソングがあることは知られていますが、「関白宣言」自体が「君といつまでも」のアンサーソングであるということはあまり知られていないかもしれません。
最近では、ヒップホップやR&Bのジャンルで、女性視点・男性視点といた逆視点でのアンサーソングが多くリリースされており、昔から続く音楽における一つのスタイルと言えそうです。

そこで、ふと頭をよぎったのですが、アンサーするのは何も音楽だけでなくてもいいのではないかと。
そんな時、YouTube上の動画が目に留まったのです。

テレビCMのアンサームービー

まず初めにこちらのテレビCMをご覧ください。

研究施設のようなところで、ニワトリが体を掴まれて揺さぶられているムービー。
ニワトリは首を空間上の定位置で固定する能力があるそうで、体を前後左右に振ってもこの動画のように首は定位置で静止するそうなのです。

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これは自動車メーカー「メルセデスベンツ」のテレビCMで、「MAGIC BODY CONTROL」という技術を訴求するために作成されたものです。
平たく言うならば、“凹凸があるで道路を走っていても、凹凸を吸収して快適な乗り心地を提供できるんですよ。そう、MAGIC BODY CONTROLならね!”といった内容です。

とてもユーモアのある面白いCMになっており、特に何か引っかかるような部分は無いように感じます。

しかし、とあるメーカーは、何か引っかかったのでしょう、こんな動画をYouTubeにアップしてしまいます。

一見、同じ動画を見ているのかと錯覚してしまいます…。

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始めの方は、冒頭のCMと同じような流れ…。

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このおじさんの顔…。

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そして、次の瞬間、ニワトリの羽が舞い散り、姿が見えなくなったと思うと同時に、ジャガーが登場します。
直接的な表現はありませんが、どうやらニワトリはジャガーに食べられてしまったようです…。

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最後には「僕らは、ネコのような(俊敏な)反射神経の方が好きだよ」と、ひとこと。
ご察しの通り、自動車メーカー「ジャガー」のムービーで、今のところYouTube上だけで公開されているようです。

海外では、競合と比較するようなテレビCMを作って“やりあう”文化は昔からありますが、「CM→YouTube」といった流れは、まさに“今”っぽいと感じます。

Web上でアンサームービー

一昔前であれば、CMのアンサーはCMでという流れだったものが、YouTubeで済んでしまうのは、紛れもなくYouTubeの存在感が高まったからであるのですが、こういった話題になることを狙ったパロディ動画は、Webと非常に相性がいいからとも考えられます。また同時に、Web上で展開する基本的なメリットもいくつか存在ます。すでにお分かりだの方が多いと思いますが、念のため整理しましょう。

①費用が安い
テレビでCMを放送しようとすると、当然ながらかなりの費用が掛かります。わざわざ、他社へのパロディやアンサーをするためだけに莫大な費用を掛けるのは躊躇われます。
その点、YouTubeであれば、お金を掛けずに動画を発信することが可能なわけです。

②スピード感
そもそもWebを活用する大きなメリットとして、スピーディーな対応が可能な点と、その柔軟性が挙げられます。
テレビCMのように、時間と場所に縛られることなく、自由に配信できます。

③シェアしやすい
そして何よりも、TwitterやFacebookなどSNSでシェアしやすい点にあります。
テレビを見ていて流れたCMについてシェアするよりも、動画を自体をシェアできるため、速報性と拡散性を生み出しやすいと言えます。

話題性の高いCMに対するアンサーは、旬である期間が短く、なるべく早く、そして、可能な限り安く済ませられるに越したことはありません。
「うちの製品は、おたくの製品とは、違う違う!そうじゃ、そうじゃない!」と思った時に、アンサーのひとつの形態として、Web動画の存在感は高まってきていると言えます。
もちろん、企業だけでなく一般の消費者も自分なりの解釈によって、「アンサー」する可能性も秘めています。

企業だけでなく、多くの個人を巻き込む形で、「アンサームービー」というジャンルが盛り上がってくるからもしれません。
2014年、「アンサーソング」だけにとどまらない、アンサー市場から目が離せないですね。