振り込めない詐欺→振り込めます。ニコニコのユーザチャンネルって?

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先日9日、株式会社ドワンゴが運営するニコニコ動画が、新サービス「ユーザーチャンネル」でチャンネル権を獲得した17名のユーザーを発表しました。

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http://ex.nicovideo.jp/open_user_ch

チャンネル課金制度を導入し、クリエイターへの金銭的支援をバックアップするこのサービスですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。

ユーザーチャンネルとは?

これまで企業・団体向けに提供していたニコニコチャンネルを、個人ユーザーの皆さんに向けて開放!
月額課金機能を利用した、ニコニコでの活動が出来るようになります。
今回はβ期間のため、立候補された方の中から「ニコニコでの活動実績」「他者からの推薦」をもとに選考のうえ、15名の方に提供させていただきます。

チャンネルとは?

ニコニコが提供する動画・生放送・ブロマガの配信が出来るサービスです。
運営者専用のプラットフォームとして、チャンネル開設者は動画投稿、生放送配信、ブロマガ投稿が出来るほか、月額課金機能が使用できます。

尚、本サービスはこれまで無料で視聴していた“コミュニティ”のファンたちに必ずしも課金を迫るものではなく、チャンネル管理者(生主)が無料コンテンツ、有料コンテンツを切り分けての配信が可能とのこと。課金金額は月額105円~1575円までをチャンネル主が自由に設定することができ、そこから手数料30%を差し引いた70%が実際に支払われる金額となるようです。先日発表された17名のチャンネルは月額一律525円の設定になっていますが…今後このサービスが軌道に乗ってくれば、ワンコインで気軽に課金できる安価なチャンネルから、マックスギリギリまでの強気な価格設定で配信をするプレミアムなチャンネルまで、価格設定にも幅が出てくるものになるはずです。

ネットユーザーの反応は?

データセクション株式会社の解析ツールInsight Intelligenceで、ユーザーチャンネルについての発言のポジネガを分析してみた結果がこちらです。

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一定数の反対意見はあるものの、概ねはポジティブに受け入れられているようです。課金という特性上、ユーザーの声はもっとネガティブに傾くものかと予想していたので、この結果は少し意外なものでした。一般ユーザーにとって“生主”と呼ばれる動画配信者は、一定額を支払うに見合う価値を持ったコンテンツを生み出すクリエイターとして、しっかりと認識されているということです。

とはいえ、広告収入で利益を得るYoutuberと違い、ユーザーチャンネルの“生主”たちは実際に自らが作り上げるコンテンツに値をつけ、それを“販売する”というスタンスで、今後の映像メディア(ブロマガ含)を配信していかなければなりません。
消費の実感があるかないかがユーザーにとって大きなひとつの壁になることは間違いなく、求められるクオリティも、視聴者の審美眼もよりシビアになってくるでしょう。

杉本誠司代表取締役社長は本サービスについて 「ニコニコにはユーザー同士が支えあう文化がある。クリエーターにきちんと対価を支払う、そういう経済サイクルが成立するための流れを作っていきたい」と発言しています。
クリエイターへの課金の仕組みは、単なる金銭的な支援という役割のほかに、ニコニコ動画というプラットフォーム内に発生するコンテンツそのものの価値の向上に繋がる、ひとつの手段になりうるのかもしれません。