ソーシャルメディアの運用に慣れてきた時に、もう一度確認するべきこと

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慣れというのは怖いもので、初めは慎重に取り組んでいた物事も、無意識にこなすようになることもしばしば。それはソーシャルメディアの運用においてもいえるような気がします。ソーシャルメディアをいち早く初めた企業のみなさまは、今年で早何年…といったところも多いのではないでしょうか。そう考えると、運用に慣れてきて、ある程度、自社の“型”もできて、無意識に取り組むことも多くなっていると思います。ただ、慣れてきていることで、逆に忘れてしまう“初心”について、考えてみたいと思います。分かりやすく5つのポイントに絞ってみました。

1.企業・商品イメージと乖離しないこと

まず1つ目のポイントは、当然のことではありますが、企業や商品のイメージとかい離した投稿を行わないことです。

日々の運用の中で、いろいろと試行錯誤していくと、当然、ファンの反応がいい投稿と、悪い投稿というのが出てきます。
反応がいい投稿の中には、本来の企業や商品イメージから大きく乖離したものであるケースがしばしば存在します。反応がいいからといって、全く関係のない投稿を増やしていくことは、開設当初に立てた目的からずれてしまうことが多く、結果的にプラスにならないこともあります。親近感を与える“外し”た内容は問題ないと思いますが、無関係な内容になってしまっては意味がありません。

目的を見失わずに、その中で試行錯誤して、意味のある投稿を続けていくことが重要です。

2.キャンペーンで取得する情報に細心の注意を払う

春や夏、クリスマスといった時期に合わせて、Facebook上でキャンペーンを実施する企業が増えてきています。
ただ、単純にプレゼントに応募できるものであったり、診断コンテンツのように個人のソーシャルグラフを活用するようなものであったり、様々なバリエーションがあります。

いずれのキャンペーンにおいても、ソーシャルメディア上で実施する場合、個人のアカウントと連携して参加するといのうが基本的な参加フローになっています。
ユーザーにアカウントと連携する“承認”してもらう必要があるのですが、直接的にキャンペーンに関係のない個人のアカウント情報を取得する企業が出てきています。

企業側としては、マーケティングのためのデータ収集やリスト収集など、何かしらの狙いや目的があると思いますが、ユーザーに事前に告げつに認証を通そうとする行為は、企業が取るべき行動とは思えません。

そういった情報を取得する場合には、取得する情報の内容と、その目的を事前に告知しておくのがベストです。

3.キャンペーンは斬新なものより安心なもの

ソーシャル上でのキャンペーンにおいて、ユーザーにシェアしてもらうことに主眼を置くと、斬新な切り口や今までにない仕組みを取り入れることを重視してしまいがちです。実は、難しい仕組みや、今までにないキャンペーンフローを取り入れてしまうと、予想に反して参加者が伸びないことも多々起こります。その要因として、キャンペーン自体が複雑になって、多くのユーザーが最後まで完遂せずに離脱してしまうことが挙げられます。

SNSユーザーの大半は、一般的な利用者ですので、参加への仕組みやフローは、分かりやすく一般的な様式に従う。そして、演出などの部分で斬新な取り組みをするのが、最も効果的だと考えらえます。

4.シェアはあくまでもユーザーに決定権

これもキャンペーンに参加した際に、たびたび遭遇するのですが、最後に強制的に自分のアクティビティとして、キャンペーンに参加したことがシェアされるパターンです。

なんの前触れもなく、気付いたら自分のタイムラインに投稿されていた・・・というのは、参加者にとって非常にネガティブな印象を持ってしまいます。2の項目に通ずるものはありますが、シェアを参加条件にすることとする場合には、あらかじめキャンペーンの冒頭で明記しておくべきだと思います。また、最も親切なものは、最終的にシェアをするフェーズにおいて、ユーザーに選択を委ねることだと考えられます。あくまでも、勝手にシェアをしないように注意しましょう。

5.企業がシェアさせたい内容ではなく、ユーザーがシェアしたくなる内容

タイムラインへの投稿における、その記事の内容についてです。

自社サイトやブログであれば、自社が発信したい情報を発信するというのは、正しい方法だと言えます。しかし、ソーシャルメディア上での拡散を狙う場合、ユーザーが自発的にシェアするアクションを生み出す必要があります。

これには、自社サイトでの情報発信とは違う視点が求められます。自社が伝えたいことを一方的に発信するのではなく、フォロワー(ファン)が求めている情報を、シェアしたくなる形で発信するという視点です。これが、いわゆるソーシャルメディア上におけるコミュニケーション領域であると考えられ、ソーシャルメディアに取り組む際に最も重視すべき点だと言えます。あくまでも、相手がどう情報を受け取るかという“相手の視点”を意識することが求められるのです。

このように、ソーシャルメディアアカウントの運用を開始する際に意識していたことでも、時間の経過とともに忘れてしまっていることもあります。
定期的に客観的にチェックすることによって、見直しと改善を行うことをお勧めいたします。