いつか訪れる…アカウント最期の日に備えて…

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このブログを読まれている方の多くは、FacebookやTwitterといったSNSを利用されていると思います。個人のアカウントはもちろん、企業のアカウントを管理している方も多いのではないでしょうか。自ら登録して利用を開始しようとする時に、いくつかのブログやニュースの記事を参考にされませんでしたか?

でも、逆に利用を辞めたいと思った時に参考にできるようなサイトや記事は、あまりないような気がしています。個人であれば、やーめた!で済むかもしれませんが、企業などの公式アカウントではそういう訳にもいきません。今回は、来たるべきアカウント最期の日に備えて、その終わらせ方を考えてみたいと思います。

実際にどういう風に終わらせているの?

有名人の方がTwitterアカウントを停止(閉鎖)することは、いくつかニュースとして取り上げられるのを見た方も多いと思います。最近であれば、次長課長の河本さんがTwitterをやめるというニュースが記憶に新しいところです。

こういった有名人の方は、所属事務所が管理していない個人アカウントの延長線上であることも多く、公序良俗に反したり違法行為に繋がる発言をしたりしない限り、ある程度本人に委ねられていることが想像されます。そのため、アカウントの閉鎖は個人的な判断によるところも多いと思われます。

一方、企業にとってアカウントの利用を終わらせるケースとして最も多いのが、キャンペーン用に開設したアカウントではないでしょうか。キャンペーンの期間が終了した場合に、その後の利用が見込めないため閉鎖の対応を行う必要がでてきます。

実際にどのように対応しているのかを見てみると…。

例えば、やきそば「UFO」の「ツブヤキソバ」というキャンペーンの用Twitterアカウントでは、プロフィールページの紹介文の中に、「たくさんのご応募ありがとうご
ざいました。」という終了の案内が掲載されています。そして、アカウントの投稿されたツイートを見てみると、次回のキャンペーンの告知のみが掲載している状況です。

また、Facebookの場合、ブジヂストンの「世界で一番キャンペーン」というFacebookページでは、タイムラインの投稿上で「終了」の告知を行っています。
ただ、その終了告知後も、一回だけ記事が投稿されていて、その中では次回キャンペーンの告知を行っています。

このように、企業のキャンペーン用アカウントでは、キャンペーンの終了を明記するとともに、次回のキャンペーン告知も行うというのが多いようです。すでにキャンペーンアカウントに多くのフォロワーや「いいね!」を獲得していることが多いことから、次回のキャンペーンへの誘導を行うことで、終了後にもアカウントを有効に活用しようという狙いを感じます。

やむを得ず閉鎖する場合の対処方法…ケース別

では、実際に自身の管理するアカウントを閉鎖する場合の「終わり」方について、いくつかのパターンをご紹介します。企業ごとに、さまざまなシチュエーションがありますので、あくまでも参考として捉えていただければと思います。

①別のアカウントに移行する
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商品やサービスのソーシャルアカウントの場合、商品のライフが終了してしまうとアカウント自体が不要なものになってしまいます。そういったケースでは、次の商品やサービスのアカウントを積極的に告知し、新しい製品のアカウントへのフォロワーの移行を促します。

また、Facebookであれば、移行の告知投稿を有料の「投稿の宣伝」を使うのも一つの方法であります。新規アカウントをのフォロワーを増やすために、Facebook広告 を出稿するよりも、すでに自社のアカウントに「いいね!」しているユーザーやその周辺に対してアクションする方が、費用対効果は高くなることは間違いありません。効率的にフォロワーの移行を行うためには、こういった取り組みを行うのもひとつの手です。


②すっきりと終了したい
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アカウントを完全終了する場合は、きちんと最期に投稿を行い終了の告知をしましょう。Twitterであれば、上記の事例にあるようにプロフィールの紹介文にも追記する方が、より親切だと思われます。

このケースでさらにベターなのは、過去に投稿した内容の中から不要なものを削除しておくということです。時期が限定されているものや、遡ってコメントや返信が来そうなものは消去しておきましょう。完全終了する場合は、管理者がいなくなることが殆どですので、対応が必要になりそうな「根」は取り除いておきましょう。

また、アカウント自体を削除してもいいですが、ある程度の告知期間(猶予)を設定して削除する方が、フォロワーからの変な詮索や悪評が広まりにくいと考えられます。

③いつの間にか終わっているようにしたい
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このパターンはあまりオススメできませんが、フェードアウトさせてひっそりと終了したいという場合の対応方法です。これは、今まで通りの投稿を継続をしつつも投稿の頻度を下げ、徐々に投稿間隔を広げて、ひっそりと終了する必要があります。これまでに比べて突然投稿の間隔が長くなると、逆にフォロワーの目に留まってしまう可能性があります。ですので、ある程度の時間を掛けて、フォロワーの記憶から消していきましょう。そして、最期にアカウントを削除して完了です。

繰り返しますが、これはあくまでもやむを得ない場合に限ります。明確な理由がない場合は、①や②のようにきちんとフォロワーに伝えて、義理を果たしましょう。
 

このように、今回は運用を始めたばかりの場合には考えもしなかったであろう、アカウントの閉鎖を取り上げてみました。企業のソーシャルメディア活用は、個人との繋がりの上で成り立っていることは、このブログで何度もお伝えしています。そういった繋がりを持っているからこそ、一方的にアカウントの運用を終了をしてしまうのは非常に不誠実な対応であると言わざるを得ません。いろいろあったとしても、せめて別れ際はキレイにありたいものです。