ドミノ・ピザ「GLOBAL DOMINO’S DAY」に学ぶ、ソーシャルキャンペーンのためのサーバー選び

domino

金曜日のソーシャルメディアインサイトをお送りします。アクトゼロの黒沼です。

今日は、12/6ドミノ・ピザによって行われたソーシャルキャンペーン「GLOBAL DOMINO’S DAY」についてお送りします。

GLOBAL DOMINO’S DAYとは?

https://www.facebook.com/DominosJapan

世界53の国と地域に展開するドミノ・ピザによって行われた、12/6限定でFacebookページを「いいね!」すると、Lサイズのピザが半額になるクーポンが手に入るというグローバルキャンペーンです。

昨日がその12/6だったわけですが、事前にティザーサイト・ニュースサイトなどで大々的に宣伝が行われており、ネット上での認知度も高かったキャンペーンでした。

ところが、当日トラブルが起きます…。

Facebookページを「いいね!」してクーポンを受け取ろうとキャンペーンページを訪れると、接続することができない状態となり、この状態が4時間ほど続きました。その間Facebookページには多くの批判コメントが集まり、炎上状態に。

コメントの中で、前回のキャンペーンの時もそうだったと指摘する声が上がりました。前回のキャンペーン「全世界で10,000店達成記念キャンペーン」のときにも、サーバーに繋がらず同じような状況になっていたのです。

【ドミノピザ】半額クーポン&台風の影響で注文サイトに繋がらねええええ! もう2時間くらい格闘中 | ロケットニュース24 http://rocketnews24.com/2012/09/30/252563/

その後、Facebook上で15時半ころに「いいね!」をせずにクリックするだけで、クーポンを取得できるリンクが投稿され炎上は鎮火して行きました。

DominoIDを持っていれば、リンクをクリックするだけで、だれでもクーポンを手に入れられる状態に。

一時的にアクセス数が極大化するキャンペーンに耐えるためのサーバー体制

アクトゼロでは、ソーシャルにかぎらずWebキャンペーンを行う際には、瞬間的にアクセスがキャンペーンに集中し、参加者がアクセス不能に陥ってしまう危険性を、まず想定します。

今回のドミノ・ピザのキャンペーンのように、期間限定で行おうとすればするほど、アクセスは集中・圧縮化され、サーバーの処理速度が追いつかなくなる可能性が増大します。一般的な回避方法として考えられることは、クラウドサーバーの活用です。クラウドサーバーであれば、時間単位でリソースを用意することができるため、アクセスの集中を見ながら処理能力の調整を行うことができ、アクセスが減る時間帯(例えば早朝や深夜など)はリソースを開放することで、動的な管理を行うことができます。

Webキャンペーンと同じく多くのトラフィックを集める、ソーシャルゲームにおいても多くの場合、同様にクラウドサーバーの活用が進んでいます。ソーシャルゲームではWebキャンペーン以上に、時間限定イベントや新しいアイテム・カードの追加のタイミングでアクセスが集中するので、トラフィックに対応したサーバーの動的管理が必須となってくるのです。

今回のドミノ・ピザのキャンペーンは、グローバルキャンペーンだったようなので、クラウドサーバーを使っていたとしても、ハードウェア構成規模の小さなクラウドだった場合は、処理の限界点に達していた可能性もありますが、莫大な広告費を事前にかけたにもかかわらず、本番でキャンペーンに参加できない状態が続くようでは、本来のキャンペーン目的(dominoオンラインの利用者拡大・ドミノ・ピザ認知拡大・ファン増大)を達成することもかなわないどころか、今回のように集まったユーザーの信頼も失ってしまうことにもなりかねません。

サーバー能力の動的管理で、キャンペーン参加者の動向に合わせてリソースを準備する。アクセス不能になってしまう可能性に備えて、負荷分散体制を築いておくことは、Webキャンペーン運用の必要最低条件なのです。