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Web業界にいるならおさえておきたい Google +1ボタン5つのポイント

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こんにちは、アクトゼロ黒沼です。

今日のソーシャルメディアインサイトでは、先日発表になった「Google+1(グーグルプラスワン)ボタン」について解説します。先行するサービスと比較するならば、Facebookにおける「いいね!」ボタンに代表されるレコメンドシステムと、かなり近い機能です。

ただ、mixiやFacebookのようにSNSが主体サービスではないGoogleが、レコメンドシステムを採用するというところが、新しくもあり面白いところです。Googleの進める、検索結果のパーソナライズ化を一段と押し進める「google+1」について、今日現在公式で発表されている情報をもとに、これだけは知っておきたい要点を5個にまとめました。

  1. そもそもgoogle+1ボタンって何?
  2. ボタンを押すと、どんな感じで表示されるの?
  3. Googleは自分と関連のあるユーザーかどうか、どうやって判断してるの?
  4. SEO的には何か影響がある?
  5. Webサイトに+1ボタンを設置したい。

企画に早速取り入れたいWebディレクターさんも、とりあえずサイトにボタンを追加したいデザイナーさんも、SEOへの影響が気になるマーケッターさんも、ぜひどうぞ。

そもそもgoogle+1ボタンって何?

Google+1ボタン公式サイト

Google+1ボタンは、Googleの検索結果に追加されるレコメンドボタンです。検索結果のみならず、誰でも自分のWebサイトやブログなどにボタンを設置することもできます。

↑各ページのタイトルリンクの右にあるのが+1ボタン

自分の気に入ったサイトや記事などの+1ボタンをおすことで、自分と関係のあるユーザーに「レコメンドの意志」を表現することができます。現在は、まだ英語版のGoogleの検索結果にしか表示されませんが、+1ボタンのコード生成→サイトへの貼りつけは、日本語環境でも可能です。(※このブログの上部にも付けました。はてブのボタンの右ですね。)日本語版の検索結果にもいずれ+1ボタンが登場することでしょう。

http://www.google.com/experimental/
Google labsのページから+1ボタンの挙動が体験できるので、気になる方は[Join this experiment!]をクリックして検索結果を英語版に切り替えればテストできます。

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ボタンを押すと、どんな感じで表示されるの?


↑こんな感じです。[1]ボタンの色が青く変わり、[2]「自分が押した」という情報が表示されます。[3]自分の友人などが、検索結果で同じサイトをみつけたとき、友人にも自分の+1した情報が表示されます。(ちなみにもう一度クリックすると、+1が解除されます。)

いままでなら、検索結果を順位で信頼するのが普通でしたが、「友人のレコメンド情報」という新しい評価軸が加わるといえます。Googleニュースの記事や、Facebookと同様にGoogle広告にも+1できます。

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Googleは自分と関連のあるユーザーかどうかどうやって判断してるの?

公式の発表を引用します。

+1 情報は世界中に公開されますが、Google ではあなたのソーシャル コネクションを分析して、あなたの +1 情報が役立ちそうな人と、あなたに役立ちそうな +1 情報を判別しています。ソーシャル コネクションに含まれる交流相手は以下のとおりです。

特定のユーザーの +1 情報を表示する場合は、上記のいずれかのグループにそのユーザーを追加します。同じように、特定のユーザーの +1 情報の表示をやめる場合は、そのユーザーを上記の該当するグループから削除します。

ということで、Googleのサービスを利用するときに作成されるGoogleアカウントを基準として、それぞれのサービス上で、関連性の強そうな人をソーシャルコネクションのあるユーザーとして、選び出しているようです。社内で実験したところ、A、B二人のユーザーがいるとして、Aが一方的にBをコンタクトに入れるだけでは、ソーシャルコネクションのあるユーザーとは認識されませんでした。AB相互にコンタクトに入れ、さらにGmailでメールのやり取り(送信→返信)をした時点で、関連ユーザーと認識され、お互いの検索結果に表示されるようになりました。(11/06/02現在)

このあたりのさじ加減は、Googleの判断基準が厳しくなることも緩くなることもありそうなので、自分のレコメンドを知られたくないユーザーは、ちょっと気をつけてつかったほうがよさそうです。公式発表では、以下のような発言もあります。

+1 は公開が前提の行為です。+1 情報は、Google で検索するウェブ ユーザーやコンテンツを閲覧するにウェブ ユーザーに表示される可能性がありますので、おすすめ情報を世界中に公開してもかまわない場合にのみ +1 してください。

あなたの +1 情報は、+1 したページを見る誰にでも表示される可能性があります。ただし、あなたの +1 情報が役立ちそうな人(特にあなたのソーシャル コネクションに含まれる人)に表示するよう図られます。

同様に、あなたが目にする +1 情報は、自分のソーシャル コネクションに含まれる人からの情報になります。+1 情報にソーシャル コネクションの人の名前を含めて表示するかどうかは選択できます。Google 以外のサイトでの +1 については、こちらをご覧ください。

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SEO的には何か影響がある?

Googleのマット・カッツがあなたの疑問に生で答えた(海外SEO情報ブログ)によると、

Google +1
Google +1 のデータには非常に注目している。ランキングのシグナルとして使うかどうかはまだ分からないけれど、可能性としてはとても高いように思える。
ブロックリスト機能は、信用性を確認できれば実際にパンダ・アップデートで使い始めている。
※Google +1は近いうちにGoogle.com以外にも導入予定です。

Googleでの検索順位に及ぼす影響については、公式でその可能性が明言されています。ただ当面は、「検索結果に付随する、友人のクチコミレコメンド情報」として、明示的で強力な形でユーザーの心理に影響をおよぼすことになるといえます。「あのひとが、+1してるなら…」って感じですね。

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自分の+1ってどうすれば管理できるの?

あちこちで+1を好き勝手おしてたら、あとで何を+1したか把握できなくなりそう、ですよね。自分が行った+1は、すべてGoogleプロフィール上で一括管理できます。

Google プロフィールの [+1 情報] タブ では、すべての +1 情報を管理できます。たとえば、おすすめから外したいコンテンツの +1 情報を削除できます。+1 情報は常に公開されますが、プロフィールの [+1 情報] タブは公開するよう設定しない限り公開されません。

+1 情報を削除する手順は次のとおりです。

  • Google プロフィールにログインします。
  • [+1 情報] タブをクリックします。
  • 削除する +1 情報の横の [X] をクリックします。
  • この +1 情報を削除することを確認します。

ユーザーが自ら好んで公開しない限り、知らない誰かが、Googleプロフィールから、何に興味あるかを一覧できてしまうことはない、ということです。ちょっと安心ですね。

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Webサイトに+1ボタンを設置したい。

こちらのページから生成できます。

Google+1ボタン生成ページ

一般的なボタンのサイズは大体作れます。その他のソーシャルリンクボタンたちと並べたくなりますね。それぞれコピペするだけです。

当然ですが、ページに設置された+1ボタンがおされると、ボタンのカウントがアップすると同時に、検索結果一覧でもそのページが+1されます。

<><※11/06/03/追記>書き出されたそのままのコードだと、IE7,8で表示されない問題があるみたいです。対処法はこちらで紹介されています。Google +1(プラスワン)ボタンが表示されないときの対処法 & クリック計測方法

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まとめ

Facebook・mixiの「いいね!ボタン」や、はてなブックマークの「B!ボタン」が即効性のある「ユーザー誘引ボタン」だとすると、Google+1はじわじわと長く効く「ユーザー誘引ボタン」といえます。現時点でなかなか知り合いの「+1」と、検索結果の中で出会うことは少なそうですが、普及してだれもが+1ボタンを使うような状況になるならば、一気にGoogle検索すべてが、ソーシャルコネクトであふれる巨大なクチコミ空間に変わる可能性があります。

いまのところ、ユーザーが進んでこの機能を使うに至るモチベーションが弱い気がしますが…。今後のGoogleと+1ボタンの行方に注目したいところです。


↑実験も兼ねて、株式会社アクトゼロのTOPページをターゲットにした「+1ボタン」設置してみました。この記事が役立ったようでしたら、ぜひ、クリックよろしくお願いします!