初心者に優しくなった?…Facebook広告作成の新画面

Facebookのアカウントを持っていれば誰でも簡単に使うことができるFacebook広告。Facebookページの認知・集客のために利用されている方も多いのではないかと思います。すでに使っている方はお気づきだと思いますが、Facebook広告の作成画面がアップデートされています。そして、今までの手動設定とは異なる、Facebook側で最適化してくれる機能がついています。 

今回は、これから年末に向けFacebook広告の活用を検討されている方向けに、アップデートされた新画面を取り上げてみたいと思います。

広告の目的を選択することから

宣伝したいFacebookページを選んだ先に新しく3つのボタンが設置されて、広告の目的を選ぶようになっています。
これまでは2つのうち一つを選ぶものでしたが、新しい画面になってからは3つの中から選ぶものになっています。

【ページへのいいね!を増やす】
文字通り「いいね!」を増やす目的の場合に選択します。Facebookの右側に表示されるベーシックな広告で、バナーとなる写真と宣伝文を入力して作成します。

【ページの投稿を宣伝する】
Facebookページで投稿した内容を宣伝する場合に選択します。この場合、特定の投稿を選択して宣伝することもできますし、投稿が行われるごとに自動的に最新の投稿を宣伝することもできます。

 

【詳細オプションを見る】
上記2つの細かな部分を手動で設定することができます。クリック課金やインプレッション課金での入札単価を設定し、予算の細かなコントロールを行うためにはこの項目を設定する必要があります。

また、このそれぞれの広告タイプに併せて、スポンサー記事の併用をFacebookから提案されます。デフォルトでは、自動的に併用されるようになっているので、必要ない場合は、スポンサー記事エリアにある「削除」ボタンを押して、スポンサー記事を削除しましょう。この新しい画面になってから、スポンサー記事を使って 効果を最大化しようとする流れができているように感じます。あくまでもユーザー側で選択できますので、きちんと判断した上で利用しましょう。

Facebook側で最適化

「詳細オプションを見る」という項目ができたのは、自動的にFacebook側で予算に合わせて最適化してくれるようになったからだと考えられます。

これまでは、全体の広告予算を決めた上で、入札単価を設定していました。しかし、今回のアップデートから、全体の予算を決めるだけで予算に対する効果を最大化してくれるようになりました。基本的には自動的に最適化されるようになっており、従来の手動設定を行うために3つ目のメニューが設けられているようです。


このように全体的な流れは、Facebook広告を初めて利用するユーザー向けに分かりやすくするためではないかと考えられます。広告の目的から最後の注文まで、詳細設定はできるもののクリックするか、詳細オプションを選択する必要があります。必要最低限の設定だけでFacebook広告を利用できるというのは、集客に悩む中小企業のFacebook担当者にとっては、とても有効な手段となりうると考えられます。

難しそうだから…と敬遠していた方は、より簡単になった広告作成画面を使って、まずは少額から試してみてはいかがでしょうか。