ペット自ら(?)情報発信するSNS

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私ごとで恐縮なのですが、先日15日、我が家の飼い猫「ポンすけ」が12歳の誕生日を迎えました。そこで、私も所属しているFacebookの黒猫コミュニティーに久しぶりに投稿したところ、メンバーの皆さんから非常に多くのいいねとメッセージをいただきました。

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ガブガブ飼い主たちに噛み付く、噛み猫です…

反応の多さに嬉しかったのと同時に、改めて猫(黒猫)好きのみなさんの多さにちょっと驚きました。私も時折、流れるFacebookのTL上の黒猫の写真などに癒やされているのですが皆さんそうなのでしょうね。

ところで、こうしたペットの投稿を見ていると、飼い主からの視点ではなく、本人(猫)に飼い主がなりきって投稿しているパターンを多く見かけます。

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こうした投稿者は、女性に多い傾向が見られるように感じますが、まるでペット自身が情報を発信しているように見え、それはそれで面白いものです。

少し古いデータですが、2015年の段階で、英国の飼い犬・飼い猫の4分の1は、自分のSNSアカウントを持っているのだとか。もちろん、飼い主が準備したものではありますが、猫の飼い主はFacebookへの投稿を好み、犬の飼い主はInstagramが人気なのだそうです。(参照:https://www.japanjournals.com/feature/survivor/4911-909-2.html

ペット人気を背景に、ペットの飼い主を対象としたSNSやコミュニティーなどのWebサービスが多く存在していますが、なんと、「人間お断り」のペット専用SNSが爆誕したのだとか。

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「Petzbe」 https://petzbe.com/

3月下旬にiOS向けがリリースされたこのアプリ、既に2000匹以上のペットが登録されています。ユーザーはみんなペットの動物で、飼い主がペットになりきって記事などを投稿します。人が写っている写真は禁止というルールがあります。ちなみに、運営企業のCEOはアンガスという名の小型犬なのだとか。

Instagramに似た、画像投稿が中心の仕様となっており、自分のペットの写真…、じゃなく、ユーザー自身のセルフィー画像を投稿することができます。犬や猫の品種ごとにカテゴリー分けされたペットが閲覧できたり、「フォロー」の代わりに「sniffs(クンクン)」、「いいね」の代わりに「licks(ペロペロ)」でその意志を表します。

2018年4月23日現在、「Petzbe」のアプリは、iOS版のみのリリースとなっています。iPhioneからこのアプリをインストールすると、まずはhuman(人間)としてのID登録をされた後、本人(本猫)のID登録が求められます。「犬か猫?」「あなたの名前は?」のようないくつかの質問に答えることでIDの登録がなされます。

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晴れてIDの登録ができると、自分(ペットの動物)の情報を発信できたり、他の動物の投稿を閲覧することができます。少し、投稿を眺めてみると、人間お断りのため(皆がペットになりきった投稿がされており、)「今日、何(ペットフード)を食べた」とか、「お母さん・お父さん(飼い主)が今日は居なかった」など、何とも平和な投稿内容がされていました。

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ペット主体での情報共有で、人間としてのユーザーの個人情報のやりとりが無く、職業や経済状況など社会的地位がフラットなまま、全ユーザーが対等の立ち位置のまま情報共有がされ、それ故、タイムラインが荒れる要素が少ない、平和な世界がそこにはありました。(2000人とまだWebサービスとしては比較的少ないユーザー数がなし得ているのかもしれませんが。)

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「ペットの飼い主」視点ではなく、「ペット自身」の視点で情報共有を行うWebサービス「petzbe」。既存の競合サービスと差異化するための演出としては面白いものではないでしょうか。