じわじわと広告を拡大する“インスタ”をどう攻略するか?

20170116

こんにちは、アクトゼロの山田です。
もはや、有名人から個人まで、自らの情報発信だけでなく情報収集ツールとしても“インスタ”の勢いは増しています。当然、ユーザーを多く抱えるサービスと言うことで、マーケティングでの利用も増えてきており、アカウントを立ち上げる企業も続々と登場しています。

また、昨今では、ただ単にアカウントを立ち上げるだけでなく、広告を利用して商品者にアプローチする増えてきています。広告媒体として見た場合、インスタグラムは独特の世界観をもったSNSであるためか、かなり絞られた広告メニューしかラインナップしていない印象が強いのですが、これからは徐々にそのメニューが拡大していくかもしれません。

 

「Instagram Stories」で広告テストを開始

昨年リリースされて話題になった新しい機能「Instagram Stories」において、一部の広告主を対象にテスト的に広告の配信がスタートしたことが、先週、Facebook社より発表されました。(注:InstagramはFacebook社の傘下)

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「Instagram Stories」はいわゆる“消える投稿”と言えるもので、そこでシェアされた写真や動画は投稿後24時間で消滅する仕組みになっています。これは、米国を中心に若年層に支持されている「snapchat」を意識したもので、これまでのInstagramの投稿の考え方とは大きく異なるものです。現在、世界で1日あたり1.5億人以上が利用していると発表されており、広告を配信する“面”としては充分な規模に成長したという風に捉えられます。

002今のところ、特定の広告主(30社ほど)だけで試験的に配信されているようですが、今後、良い結果が出れば、通常の広告メニューの一つとしてラインナップされることが予想されます。ちなみに、特定の広告主の名前の中に日本企業の名前もあることから、Instagramにとって日本が重要な市場であることが窺い知れます。

インスタグラムの広告はユーザーのフィードを汚さないのが大切

インスタグラムの広告は、他のデジタル広告と異なり、配信するクリエイティブの“センスの良さ”が大きく問われます。ただ単に、“売り”を前面に出したものでは、多くのインスタグラムユーザーからはそっぽを向かれてしまうのです。この“センスの良さ”というのが厄介で、他の広告クリエイティブの流用では到底結果に結び付けることは難しいのです。

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ではどういうように考えるのかと言うと、まずはターゲットとなるユーザーの嗜好性を探るところから始めます。具体的には、ターゲットと想定したユーザー層がフォローしていると思われる個人や有名人、もしくは企業アカウントで発信されている写真を分析することです。そういったアカウントに共通するテイストを見つけ出すことで、受け入れられる「クリエイティブ」のテイストを絞っていきます。

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嗜好性が明確になれば実際にクリエイティブを作り上げていくわけですが、この際に重要なのが、ユーザーのフィードに表示されることを意識するという事です。ユーザーのフィードは、ユーザー自身がフォローした好きなユーザー(アカウント)の投稿が流れてくるところです。この“好きなユーザー”というところが肝で、好きなユーザーが投稿した自分好みの投稿が並ぶフィードに、フォローしてないアカウントの投稿が流れてくるのが広告です。

すなわち、好きな雰囲気の投稿が並ぶ中に、空気を読まない投稿があった場合、広告としての効果が見込めないばかりか、逆に広告主に対してネガティブな印象を持たれかねません。あくまでも、ユーザーのフィードを意識し、“汚さない”ことが大切なのです。そういった意味で、あくまでもInstagram上に表示されるということを忘れないように具現化していく必要があるのです。また、Instagramでは、様々なコンテンツを作るためのアプリをリリースしているので、世界観に合ったという意味では、これらのアプリを活用することも有効でしょう。

2017年は、よりInstagramの存在感が高まる1年になることが予想されます。地道な月次のアカウント運用はもちろん、広告を検討する機会が増えるはずです。そうなった場合は、他で使った広告クリエイティブを使うのではなく、あくまでもInstagramの世界観を重視したオリジナルのものを作り上げることを意識する必要があります。そういう意味では、地道なアカウント運用でそういったノウハウを貯めていくというのも重要かもしれません。

アクトゼロ / 山田