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購入ボタンで変わる?Instagramのビジネス利用

20161114

こんにちは、アクトゼロの山田です。
オンラインで欲しいものを購入する時、どこで購入されていますか?Amazonや楽天市場といったモール系のサービスでの購入、もしくは、欲しい商品を作っているメーカーの直販サイトでの購入といったあたりが主流ではないでしょうか。

特にモール系のECサイトは、ポイントシステムのような継続的な利用で得られる直接的なメリットを導入していたり、スピード配達を謳って利用者の利便性を高めていたり、ユーザーの獲得と囲い込みの面で、その利用者数を拡大しています。

しかし、当然ながらそういったモール系のサービスでは購入できない商品も多く存在します。小さな企業が作っているものや小さなショップでしか取り扱いがないものなど、ユーザーの趣味や嗜好が多様化する中、一定のニーズはあるものの購入できる場所が限られていることが多いのです。ただ、ファッションやアクセサリーブランドなど、小規模な企業やショップでも、近年、その魅力を伝えるためにSNSを活用し存在感を高めています。中でもInstagramがそのSNSの筆頭で、主にデザインや品質といったブランドの持つ世界観を伝えるのにInstagramが一役買っています。そうした、Instagramを通じてその存在感は高まっているのに買える場所が限られてるブランドなど、これからは実購買に繋げる流れと言うのが多くなるかもしれません。

テストが始まる「購入ボタン」

その流れを作ると考えられるのが、Instagramがテストを始めた「購入ボタン」です。
このボタンの凄いところは、ただ単に投稿に「購入」というボタンが付くわけではないというところです。

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写真の右下にある「TAP TO VIEW PRODUCTS」と呼ばれるのがそれで、これが今回の機能のミソと言えます。
このボタンをタップすると、投稿した写真に写っているアイテムで、詳細情報が関連付けられているものに関して、アイテム名と金額が表示される仕組みになっているのです。

すでにこの段階で、購入に繋がる情報が表示されており、さらに興味があるアイテムをタップすると、その商品の詳細情報ページ(インスタグラム内)が表示されることになります。そして、そのページ内にある「Shop Now」をタップすると、外部の購入サイトへ遷移するという流れになっているのです。

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この仕組みの凄いところは、投稿に対して一つのボタンが提供されるわけでなく、その投稿内に関連している商品を複数紐付けられる点です。これによって、ピンポイントに商品の詳細情報、及び購入ページへ迷うことなく遷移することができるのです。Instagramから購入ページまでが、徐々に落とし込まれている点で、購入確度も高くなるのではないかと思われます。ハッシュタグを絡め投稿を目にしたユーザーが、その投稿から直接購入ページへ移動できることで、離脱機会が大きく減ることになります。多くの投稿を受け取るユーザーにとって、このような分かりやすい導線は非常に有効であると考えられます。

ソーシャルメディアは、直接的なコンバージョンに?

Instagramが直接的な購入への可能性を模索し出したことで、ソーシャルメディアの定義が大きく変わってくる可能性を感じます。ソーシャルメディアの企業利用というと、これまではエンゲージメントを主軸としたブランディングを目的したものが殆どでした。しかし、今回のInstagramのベータテストで分かるように、直接的な購買を目的とした活用方法の模索が始まっていると考えられます。

例えば、FacebookやTwitterの広告メニューは、まさに直接的なビジネス貢献に繋がっているからこそ利用企業が多いわけですし、日常の投稿の中で直接的なコンバージョンを求めることは当然の流れと言えます。

そして、ブランディングと言う土壌が形成されているソーシャルメディアが、直接コンバージョンの領域に拡大することは、非常に意味があるとことだと考えられます。

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ブランド力というのは、消費者が購入を決める際に、その決断を後押しする強力なファクターとなります。すでにInstagaramで高い存在感があるのであれば、すなわち、ブランド力が高いという事が言えます。そこに直接的に購入ページへの導線を設けることができるわけですから、鬼に金棒といったところです。

現在、一部の企業だけに留まっている「購入ボタン」のベータテストですが、もし正式にリリースされたとしたら、ソーシャルメディアの定義を変える流れになるかもしれません。

アクトゼロ / 山田