ソーシャルリスニングレポート「いなば ツナとタイカレー」

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ソーシャルメディアインサイトをお送りします。アクトゼロ黒沼です。

アクトゼロでは、ソーシャルリスニングツールとして「ブームリサーチ」を採用しています。2ちゃんねるやYahoo!知恵袋などの掲示板やコミュニティサイト、アメブロに代表される各ブログサービスに加え、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディア上のユーザーの「生の声」を調査することができるツールです。

ソーシャルメディアやコミュニティサイト上で、ブランドや商品がユーザーにどのように共有されているかを知ることは、ソーシャルメディア上にブランドページを設けたり、Webキャンペーンを仕掛ける上で、非常に重要となる前提調査です。

ユーザーの生の声を聞くことは、本当に耳に痛いことも多いわけですが、その分ヒントに満ち溢れているということは多くのマーケターの方に同意いただけるかと思います。今週はソーシャルリスニングレポートと題して、実際にアクトゼロがソーシャルメディア活用のプランニングを行う上で、どのようにソーシャルリスニングを行なっているのか、ネットでちょっと話題の商品をサンプルとしてご覧いただければと思います。今回のサンプルは「いなば ツナとタイカレー」です。

いなば ツナとタイカレーについて

いなば ツナとタイカレー」 はツナなどの缶詰でおなじみのいなば食品株式会社が出した、缶詰商品です。いなばが得意とするツナにタイカレーを加えた意欲的な商品で、100円ショップなどで見かけることが多い商品です。値段の割に本格的なタイカレーの風味が話題を読んで、一部店舗では売り切れになるほどの人気となっています。が、一般的なブームはまだ来ていないですよね? 僕もちょっと前にTwitterで知りました。実際の商品の味などのレポートについてはこちらのブログに良くまとまっていましたのでぜひご覧ください。写真も一番美味しそうでした。→話題の100円ローソンの缶詰カレーのいなば ツナとタイカレーを食べてみた! » KLOG-クロッグ- 

いつ頃からブームになったのかを調べよう

図1:ネット上での「ツナとタイカレー」キーワード出現回数の月例変化

図1:ネット上での「ツナとタイカレー」キーワード出現回数の月例変化

「ブログ+掲示板+2ちゃんねる」上で「ツナとタイカレー」というキーワードが、どのように登場してくるか調べてみると以上のようなグラフとなります。2012/3~2012/5あたりにブームのきっかけとなりそうな「出来事」があるのかな、という予想がつきます。

そのあたりの時期の結果をより詳しく見ていくと、タイカレーの感想だと思われる関連語一覧の中に異質なキーワードが…。

図2:2012/02~2012/04の関連語一覧

図2:2012/02~2012/04の関連語一覧

 

謎のキーワード「刑事タチバナ」

めしばな刑事タチバナ

めしばな刑事タチバナ(Amazonへリンク)

「刑事タチバナ」で検索してみると、週刊アサヒ芸能で連載されているB級グルメ漫画「めしばな刑事タチバナ」という漫画のようです。こちらの漫画の5巻にこの商品「ツナとタイカレー」が登場するのです。

キャプチャはpouchポーチより

キャプチャはpouchポーチより

【腹ペコ女子のマンガ料理】『めしばな刑事タチバナ 5巻』より/ 激安タイカレー缶詰(105円)で超ズボラな本格タイ料理ができるんですわ | Pouch[ポーチ] 

この漫画で取り上げられたことがキッカケで、各ネットメディアや2ちゃんねるで「ツナとタイカレー」が取り上げられ、2ちゃんまとめサイトなどの拡散を経て、一般のブログへ伝播していきます。

まとめ

直近3ヶ月の「ツナとタイカレー」の調査結果

直近3ヶ月の「ツナとタイカレー」のソーシャルリスニング結果(ブームリサーチ調べ)

現状、ネット上での口コミは一段落がつきつつも、その成分はかなり高評価に偏っているようです(評価は関連ワードに登場するポジティブワードによって判別)。実際に取り上げているブログなどを見ていくと「値段の割に本格的でおいしい!」といった声が多く一部に「辛い!」という声がありつつも「これが本場か…」とタイの現地工場で生産されている本格派であることを楽しんでいるユーザーが多いことが印象的でした。料理レシピなどを紹介する女性ブロガーたちにもアレンジメニューの対象として高評価を得ているようで、望ましい拡散と定着がネット上で起きてきだしていることがわかります。

インド人お墨付き「いなばのツナとタイカレー」がコスパ最高でやたら美味いと話題 
噂のツナタイカレー – とあるコンビニオーナーの経営談議 
かなり美味 ~ いなば食品 ツナとタイカレー ~ – こちら、CISつばさ発電所、ただいま稼動中! – 楽天ブログ(Blog) 
タイカレーの缶詰 気ままなママの徒然なるままに/ウェブリブログ 

ブームはマジョリティ層にまでいかに認知を広げるかにかかっています。今はまだ体感的には、アーリーアダプター層ぐらいで止まっている印象ですが、ニッチなジャンルの商品が一気に認知を拡大するパターンで言うと、「食べるラー油」を思い出しますね。
まだ認知度は、「食べラー」に遠く及びませんが、話題にしやすい驚きのある商品であることには違いがないので、ネットの話題からマスメディア上で取り上げられることがあれば一気に広まる予感があります。僕も食べてみよう。

今回は、アクトゼロのソーシャルリスニングの入り口をご紹介しました。ソーシャルメディアの運用なら是非アクトゼロへご相談ください。どのように消費者の生の声を捉え直接対話を進めていくか、御社と共に考えプランニングしていきます。お問い合わせください。