ソーシャルキャンペーンの肝、APIって?

20160628

こんにちは、アクトゼロの山田です。
いよいよ本格的なサマーシーズンが到来します。といってもまだ梅雨ですが…。企業のマーケティングを担当する方は、すでに夏に向けてキャンペーンの準備を始めている時期なのではないでしょうか。
昨今のキャンペーンにおいては、ソーシャルメディアの活用が当たり前で、もはや欠かせない存在となっています。そんなソーシャル連動キャンペーンにおいて、欠かすことのできない仕組み“API”についてすこし考えてみたいと思います。

APIとは?

ソーシャルメディアをキャンペーンに利用しようとすると、必ず出てくるのが「API(Application Program Interface)」です。「API」は、ソーシャルメディアのサービス側が外部のデベロッパー、開発者向けに提供している技術のことを指します。
外部でアプリケーション(プログラム)を構築し、サービス側が提供するAPIに接続させることで、ソーシャルメディアと連携したさまざまな施策を実現することができるようになるのです。

このAPIを使ってできることは大きく分けて2つあります。

1.データの取得

各SNSのサービス上に登録されている情報を取得することができます。Facebookであれば、年齢や性別、出身大学から過去に投稿した写真に至るまで、サービス上で保有しているデータを取得することができます。もちろん、取得するにあたって、取得したいユーザーの了承を得る必要があります。
例えば、みなさんが良く目にするであろう「Facebookで登録」といった登録方法を提供しているWebサービスがまさにそれで、IDとパスワードを入力して認証する画面が出てきます。参加登録のための入力フォームへの情報入力を、Facebookと連携することで簡略化できるため、最近では積極的に導入する企業が増えています。

2.ユーザーアクション

APIを使うと、ユーザーのアカウントを使って特定のアクションを行うことができます。Twitterであれば、指定した文章やハッシュタグをツイートさせたり、写真をツイートさせたりすることが可能です。もはやスタンダードな形になっていますが、キャンペーン等の参加の最後に、シェアをさせるという動作がまさにこのAPIによるもので、キャンペーン自体の認知を広めるための常套手段です。

以上、大きく分けて2つの仕組みがAPIによって提供されているわけですが、内容を見て分かるとおり、Webキャンペーンを行う時にAPIの利用を避けて通ることはできません。キャンペーンの参加のため、そして、最終的な拡散のためにAPIの利用は、もはや欠かすことのできない要素なのです。このAPIを活用して、キャンペーン用の特設サイトや、スマホアプリを構築するのが、Webキャンペーンでは一般的となりました。

ただ、APIを利用するためには、技術的な開発はもちろん、常にアップデートされる各サービスの仕様に対応していく必要があります。

サービスごとに異なるAPIのポリシー

APIを使う場合、当然サービスごとにポリシーが異なるため、できることも若干異なります。主要SNSの中で最も自由度が高いのがTwitterで、APIの利用においてTwitter社の承認などが必要になく、自由なプログラム(仕組み)の開発が可能です。
Facebookは取得できるデータや、投稿などのアクションは一通り使用することはできるのですが、利用するAPIの内容に関してFacebook社に申請を行う必要があります。当然ながら、内容の妥当性がないと審査は通りません。ある意味、ユーザー視点では安心できるサービスかもしれません。

そして、最も厳しいのがInstagramです。まず、Instagramは一般の開発者には、ほぼ全てのAPIを提供していないと言っても過言ではないレベルで、ごく限られた認定パートナーにのみ利用が許されています。その開発パートナーも、キャンペーンなどの一時的な施策での活用ではなく、パーマネントなサービスの提供(プラットフォーム)における利用に限られています。

tagbo

ただ、昨今のInstagram人気の高まりによって、一般ユーザーに写真投稿してもらキャンペーンのニーズが高まっています。その場合の基本的なキャンペーンの仕組みとして、ハッシュタグを活用して投稿を募るというのが一般的ですが、そのハッシュタグで投稿を集約するために、APIを使ったキャンペーンサイトの構築は事実上不可能なため、認定されているサービス使わなければなりません。例えば、弊社でも取り扱っている「#tagboard」が、世界ではスタンダードなサービスとして認知されており、ハッシュタグを収集して活用するのにもってこいのものです。

当然ながら、どういったキャンペーンを実施し、どのような人たちに参加してもらいたいかによって、利用するSNSの選定を行うわけですが、実際にSNSの連携がどこまでできるかという視点も、とても重要です。自前で開発できるFacebookやTwitterはキャンペーンなどでの活用において、企画の立案面で一定の自由度がありますが、一方のInstagramを用いてできることは、かなり限られてしまいます。

これからのWebキャンペーンにおいては、マーケティングだけな視点だけでは十分とは言えず、ソーシャルテクノロジーの知見も必要になってくるはずです。まずは、常に最新の技術的な情報を収集するところから始めてみることをおすすめします。

アクトゼロ / 山田