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YouTube 360°の動画 ~視点を視聴者の好みで動かせられるGoogle Spotlight Stories

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こんにちは。最近、YouTube動画を楽しむ機会の多いアクトゼロの高寺です。ウイスキー好きなので、海外の蒸溜所の動画をよく楽しんでいます。

さて、昨年末、YouTubeが「Google Spotlight Stories SPECIAL DELIVERY」と称して、360°見渡すことができるインタラクティブアニメ作品「Special Delivery」を公開しました。

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https://www.google.com/atap/spotlight-stories/

動画を再生すると、まるでGoogle Mapのストリートビューのように、画面上をぐりぐりと左右上下に動かして好きな視点から動画を見ることができます。まるで、武道館や青山円形劇場のような円形の劇場の真ん中に自分が立って見ているような感覚です。

動画の中では、夜にカラフルな街の中で男性とサンタが追いかけっこしています。ですが、視点を動かすと、別のところでもキャラクターがいて、別のストーリーも繰り広げられています。Android端末から閲覧すると、複数のストーリーがあり、いくつかの異なるエンディングを楽しめるのだとか。

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更に、Android端末のYouTubeアプリから閲覧すると、スマートフォンの加速度センサー等により、スマートフォンの向きや方向によって、自動的に視点が変わります。

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実はこの360°型動画「Google Spotlight Stories」は、もともとMotorola社という会社が開発しており、2011年にGoogleが買収しました。そして昨年の6月頃、専用のアプリを通してこの機能を提供していました。そして昨年末、YouTubeの基本機能として実装されたようです。この機能は、近々、iOS版のYouTubeアプリでも動作を可能にするとのことです。

360°動画といえば、一足先に昨年Facebookでもその機能が提供されたことが記憶に新しいと思います。(参考:2015.12.4 360度ぐりぐりと動かせる!Facebookで新たな動画体験

Star Wars: The Force Awakens Immersive 360 ExperienceSpeed across the Jakku desert from Star Wars: The Force Awakens with this immersive 360 experience created exclusively for Facebook.

Posted by Star Wars on 2015年9月23日

 

これまでの動画は作り手がメッセージを伝えるため、どちらかと言うと制作側から押し付ける印象が強かった反面、360°の動画では視聴者の好みの視点で閲覧できるといった点で、インタラクティブ性が動画に加えられたことが画期的だといえるでしょう。インタラクティブ性を活かすために、動画はどちらかというと、これまでのような編集・構成されたものよりも、比較的、撮りっぱなしのあまり編集されないものの方が多くなるような気がします。

当初は、360°動画の制作は、Googleのパートナーでのみ制作可能だと思いますが、いずれ一般にも開放されることが予想されます。既に360°動画を撮影できるカメラもリリースされており、実売価格4万円程度で購入することができます。Facebookにであれば専用アプリを通して360°動画を公開することができ、撮影から公開までの手段は準備されています。

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RICOH THETA

360°動画はまずは映画やアニメーションなどのエンターテイメント作品で主に使われることになると思いますが、Webでのプロモーションでも様々な活用ができると思います。例えば、不動産の物件情報やホテルの設備を紹介したり、観光地を紹介したり。まるで視聴者がそこで歩いているかのような視点の動画を公開することでよりリアルにWeb上で体験させることによって、よりコンバージョンに結びつけることができるのではないでしょうか。

2016年、360°動画が一つのキーワードになるような気がします。