知ってた?Facebook動画・動画広告のサービスが進化中!

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先日公開した記事「YouTubeは古い!web動画=Facebookという時代が到来!?」では、アメリカにおいてユーザーの動画閲覧時間や企業の動画公開数で、FacebookがYouTubeを上回りつつある現状についてレポートさせて頂きました。

今年1月にFacebookが発表した数字を見ると、2014年の1年間で、1人あたりの動画投稿数が世界で75%、米国内では94%増加しました。2014年6月以降、一日の動画視聴回数は平均で10億回を超え、ニュースフィード上に流れてくる動画数は前年比で3.6倍に達しています。

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Facebookとニールセンの調査によると、Facebookにおける動画広告のブランドリフト効果は、視聴時間が長くなるほどリフト効果が高まるものの、10秒未満の視聴であってもブランド認知・購買意向は向上していることが分かり、たとえ視聴時間が短くても十分に広告効果が得られることが報告されています。

もともと、テキストや写真を友達と共有することがメインだったソーシャルメディアであるFacebookは、現在では動画や動画広告に注力し、この分野において様々な施策がとられ、発表されています。今日は、これらの動画施策について見てみましょう。

10秒以上の視聴ごとで料金が発生する「コストパービュー」方式

前述のように、短時間の動画視聴でも広告効果はあるとはいえ、これまでのFacebook動画広告の出稿では、少しでも動画広告が露出すれば1回とカウントし、その回数に対して課金する「インプレッション課金」のみでした。ユーザーがフィールドを流し読みする時のように、動画広告を認知しない場合でもカウントされるため、インプレッションで費用や効果を測ることに対して疑問を感じることがあると思います。

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これに対し、6月30日に発表された新たに追加となる課金方式が、確実な動画広告の視聴に対して料金が発生する「コストパービュー(CPV)」方式です。動画広告が10秒以上再生された場合に”視聴した”とみなし、これに応じて広告料金が発生するというものです。

Twitterでも、先立って6月16日に、動画がタイムラインに100%表示されてから3秒経過したタイミングで課金するように変わりました。

YouTubeでいうTrueView方式に近い形といえるでしょう。これまでのインプレッション方式も選べるので、広告の目的に応じて方式を選ぶことができるようになります。近日、世界各国でも使えるようになる予定のようです。

動画に対するインサイト機能の強化

CPV方式導入に先立ち、6月26日には、Facebookのインサイトページにおいて、新たに動画タブを加え、動画の視聴傾向などについて様々なデータを分析することができるようになりました。期間を指定し、オーガニックなのか有料なのか、自動再生なのかクリック再生なのかなどを対比することができ、ユーザーの視聴傾向を計測することができます。

また、ページ内の動画のうち、リーチ・閲覧数・平均再生完了率によって計測された、パフォーマンスの良い動画を確認することができます。ファンに対して、エンゲージできた動画はどれなのかが分かります。

動画クリエーターに広告収益を還元 

そしてこんな報告もあります。

Facebookが、動画コンテンツにリンクさせた動画広告の売り上げを、コンテンツ制作者に還元するプログラムを試験的に開始した。メディアや人気動画クリエーターによる魅力的な動画コンテンツの投稿を促進し、この領域で覇権を誇るYouTubeに対抗する構えだ。

アドエージによると、ニュースフィード上の全ての動画が対象ではなく、今回新たに「Suggested Video」(おすすめ動画)と呼ばれるページが設けられた。その中に広告動画も挿入され、視聴されると、当該のSuggested Videoページで視聴された全動画コンテンツの制作者に広告収益が還元される。配分は、売り上げの45%がFacebook、55%が制作者に視聴時間に応じて分配される。(中略)

2015.7.15 電通報 US発★Facebookが動画クリエーターに広告収益を還元

数年前から日本でも耳にするようになったYouTuber。YouTubeに制作した動画を公開し、再生された広告の一部がYouTubeから収益として受取る動画配信者のことで、人気の高いYouTuberは多額の収入を得ていることが注目されました。

YouTuberのFacebook版が実験的に開始されているようです。やがて”Facebooker”という存在も生まれてくるのでしょうか?

これらの施策のように、SNSであるFacebookでは、動画や動画広告の環境が進化し続けています。現状では日本でweb動画といえばYouTubeやニコニコ動画の印象が強いですが、やがて動画といえばFacebookという時代がやってくるのでしょうか?今後も注目し続けていきたいと思います。

Photo by mkhmarketing 401(K) 2012 Paul Townsend