これからの動画広告はタクシーの中で見る?

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こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、本日は山田がお届けします。

タクシーに乗車中、みなさんはどのように過ごしていますか?

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車窓をぼーっと眺める、流れるラジオに耳を傾ける、運転手さんとの会話を楽しむ等々、最近であればスマートフォンを見ている方が多いかもしれません。
そんな車内での過ごし方次第で料金が安くなると言われたら、ちょっと興味が湧きませんか?

車内で動画広告の視聴で運賃の割引

タクシー・ハイヤー等でおなじみの日本交通が提供するスマートフォンアプリ「日本交通タクシー配車」で、タクシー乗車中に動画を視聴すると次回乗車時に使えるクーポンが提供されるサービスが開始されました。

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乗車中かどうかを判断する仕組みとしてiBeaconを利用し、タクシーに乗車するとスマートフォンアプリに通知が届き、降車するまでの期間に視聴した回数をカウントします。
その回数に応じて、アプリ上に割引クーポンが付与される仕組みになっています。

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すでに首都圏(23区、三鷹、武蔵野)を走るタクシー1500台以上が対応しているようで、普段、該当エリアで利用されている方は高確率で遭遇するのではないかと思われます。

また、動画広告といっても、ただ単に決められた動画が流れるというものよりは、より“今”っぽく、乗車した場所や時間帯、回数などに応じて配信内容が変わるようです。
この辺りは、DSP広告のように、とても今っぽいように感じます。

乗客にもメリットがある車内広告

この動画広告の仕組みで最も特徴的なのは、動画広告を閲覧した乗客に割引クーポンが発行されるという、視聴者側に明確なメリットが設けられている点です。

例えば、これまではタクシー内に貼られた広告の有無によって、乗客ごとに運賃が変わるなんてことは当然ながらありませんでした。
しかし、今回の仕組みは広告への接触によって、その恩恵を乗客が受けるという点では、これまでの車内広告とは根本的に異なる位置づけのようです。

考えてみると、電車においては車内ディスプレイによる動画広告がすでに始まっていますが、電車とタクシーの異なるのは、タクシーの方がよりパーソナルな空間であると同時に、移動する地点と距離が個人の行動に紐付いている点です。
そうした違いを考えると、不特定多数の乗客をターゲットにした電車内広告と、特定の個人に絡むタクシーの車内広告では、存在そのものが異なっているのかもしれません。これまでのチラシやステッカー貼りと違い、乗客のスマートフォンを接触媒体とすることで、細分化された乗客の属性に対して、適切な動画を配信することも同時に可能になりました。この点は、電車には真似できない一つの強みであると考えられます。

動画広告のひとつの“面”として、名乗りを上げたタクシーが、“場所”や“時間”をセグメントできることを武器に、その存在感を高めるも十分可能なのではないでしょうか。

アクトゼロ / 山田