どんな報道メディアも敵わない最速のニュースソースは“個人”

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こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。

ここ数年、地震のような自然災害から電車の遅延情報まで、日常生活の中で、突発的な出来事に関する情報の収集手段が大きく変わってきました。
情報の正確さというのは別にして、その情報発信のスピードは、年を重ねるごとに高速化しているように感じます。その立役者と言えるのが、いわゆるSNSです。

特にツイッターの伝達スピードには目を見張るものがあり、特に東日本大震災のような災害時における活躍は、多くの人の記憶に刻み込まれているのではないでしょうか。

情報の伝達スピードが高速化するのに加え、その情報の“量と質”も年々高まってきているように思います。

ツイッターはご存じのとおり、140文字というインスタントなテキストコミュニケーションを主体としてサービスが開始しました。
その中で、写真や動画といったリッチコンテンツをサポートしていったわけですが、そういったコンテンツのサポートによって情報量が一気に向上してきました。
例えば、ツイッターでの拡散と言うと、飲食店アルバイトの悪質な行為が問題になった“炎上”事件が記憶に新しいところです。その炎上のきっかけは、ユーザーがツイッター上に投稿した写真であることが多く、たった1枚であったとしても、その情報量とはテキストとは比べ物にならないレベルと言えます。

そして、これから先、写真の次に増えると思われるのは、動画による“生中継”です。

ツイッターの生中継アプリ“Periscope”

インターネット上での生中継というと、Ustreamやツイキャス、最近だとYouTubeライブ等がすぐに思い浮かびます。
こうしたサービスに並んで、ツイッター社も新しく動画で生中継できるサービス(スマホアプリ)をリリースしました。その名も「Periscope」。
ツイッターの中に機能として組み込まれたわけではなく、別のサービスとしてリリースされているのですが、それもそのはず、元々はツイッター社とは別の会社が開発していたもので、ツイッター社が買収したことに関係しています。

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別のサービスとは言っても、配信が開始されるとタイムライン上で告知できる等、ツイッターとの連携はしっかりと取られています。

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ボタンを押すだけで、ライブストリーミングが開始されるという超簡単仕様ということもあり、難しい設定が必要がないのが特徴です。
こういった機能・サービスであれば、誰でも配信したい時に生放送を開始できるレベルなのではないかと思われます。

スピードと正確性の両立が重要

このように、さまざまな事件や事故の現場に居合わせた人が、スマートフォンを使用して“生”の情報発信を簡単に行う仕組みが整ってきました。
しかも、高性能なデバイスによって、非常にクオリティの高い写真や映像で伝えることができると考えると、一人一人がニュースソースとなりえる時代になったことを痛感します。

一方、誰でも簡単に発信できるようになったことで、その情報の信憑性や正確性が問われるケースも増えてくるのではないかと思っています。
衝撃的な内容であればあるほど、拡散のスピードは速く、瞬く間に広がっていきます。しかし、大元の情報が正確なのかどうかを検証しないまま、広まってしまうことも十分考えられます。
報道メディアであれば、報道機関の名前の元、正確性は一定のレベルに保たれていると考えることはできます。(最近の報道では、この部分がかなり揺らいできているように感じますが、それはまた別の話ですね…)

しかし、何のバックグラウンドもない個人から発せられた情報が、真実か否かを保証する手立ては、今のところないのが現状です。
そうした、状況を考えると、情報の伝達スピードが上がったことは間違いないのですが、それが正確な情報であるかどうかの判断は、それを受け取った個人に委ねられることになります。

2000年代初頭、インターネット掲示板を語る時に必ず目にした「嘘を嘘であると…(略)」というフレーズが意味することは、今も大きく変わっていないように思います。
情報をただ受け取るだけではなく、その情報の真偽をしっかりと見極めなければならないことは、インターネット使うにあたっての永遠のテーマであるのかもしれません。

アクトゼロ / 山田