Facebookブランドページのタイムライン化で変わること

ソーシャルメディアインサイトです。アクトゼロ黒沼です。

本日Facebookは「ブランドページのタイムライン可が、3/31(追記:3/30でした!)に行われる」と予告を行いました。例のごとく、急な仕様変更ですが、変更点と今後予想されるFacebook運用方法の変化についてまとめました。
ひと月で、うちで管理させていただいているFacebookページを全部新フォーマットに合わせていきます。大変だー!けどやりますよ!巻末には、他サイトの記事まとめもあります。まずは主な変更点から。

アクトゼロFacebookページもタイムライン化しました。https://www.facebook.com/actzero.jp

さようならウェルカムページ

旧デザインでは、まだ「いいね!」していないユーザーに対して、最初に表示するタブ(ページ)を、管理人が設定することができました。これを利用して、多くのFacebookページでは、「ウェルカムページ」を設定することができました。皆さんご存知の通り、ウェルカムページに診断アプリを配置して、遊ぶために「いいね!」を押させることで、いいね!数を稼ぐことが簡単にできていました。
今回の新デザインでは、最初に表示するタブを設定させることができなくなったため、残念ながら こういった手法は行いにくくなります。いいね!をしていないユーザーにもタイムラインが最初から表示されます。

カスタムタブ(メニュー)が押されにくくなった

旧デザインでは、プロフィール画像下に並んでいたメニューですが、新デザインでは5個目以上のメニューには、メニュー右部の三角ボタン▼を押して、アクセスする必要があります。すぐにアクセスできる旧デザインのメニューに比べ、ワンクリック手間が増えるので、オリジナルタブの重要度はこれまでに比べて下がると考えられています。よりタイムライン上のコミュニケーションが重要視される体制となったといえるでしょう。

FBページにメッセージが送れるようになった

ユーザー間メッセージのやり取りのように、ユーザーとFacebookページ間でもメッセージのやり取りが可能になりました。ファンからの問い合わせ窓口が開かれることとなるため、メッセージに返信できる体制を新たに築いておく必要が有りそうです。

カスタムタブのデザイン可能幅が広がりました

旧デザインのカスタムタグデザイン領域は、横幅520pxでしたが、新デザインより横幅810pxに拡張されました。旧デザイン時に制作された、デザインは右図のように両脇に空白が空いた形で表示されています。 表現領域は広がったのですが、メニューを押される機会は減りそうなので、タイムライン上の投稿などで定期的に「カスタムタブのURLをアナウンス」するなど運用上の工夫が必要となってきます。

ちなみに、ユーザーが「いいね!」しているかどうかで、ページの内容を変えることは引き続き可能なので、「いいね!をしてクーポンゲット」のようなページを作る事自体は、引き続き可能です。

タイムライン登場で変わるブランドページの運用手法

タイムライン登場により、時間軸をうまく使った情報発信を行うことが求められます。ユーザーはブランドの現時点のみでなく、過去の振る舞いについても、どこまでも追いかけていくことが可能となります。スターバックスのタイムラインでは、創業から現在に至るまでの社歴が全て掲載されています。熱狂的なファンには興味深いコンテンツとなることでしょう。創業から現在まで一貫したコンセプトが維持されていることが表現できれば、企業の魅力向上につながるかもしれません。

カスタムタブなど、その他の表現できる領域が今回のアップデートで、相対的に重要度が下がっているため、これまで以上にウォール(タイムライン)部分の更新内容が重要となってくるでしょう。診断アプリに食傷気味だった方にとっては福音なのではないでしょうか?Facebookのブランドページは、いままで以上に「対話」の場として機能していくことを公式に方向づけられたのです。

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