長生きって「いいね!」お年寄りとSNSの無視できない関係

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こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。

SNSをプロモーションで使おうとすると、ついつい若齢層をターゲットとする時だけにしていませんか?
最近では、Webプロモーションを実施する際に、SNSを念頭に置いた全体設計はもはやスタンダードとなっており、若い人をターゲットとするには必須のツールと言えます。
しかし、プロモーションで対象とする年齢が高いからと言って、SNSをプランの中から外してしまうのは間違いかもしれません。

スマートフォン利用者のすそ野が広がるにしたがって、比較的年齢の高い方々の間でも、連絡手段や友人との交流手段としてSNSが拡がり始めています。

LINEユーザーの3人に1人は40歳以上

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例えば、みなさんが日頃からよく使っていると思われる「LINE」ユーザーのうち、50歳以上のユーザーは16.3%を占めています。(オフィシャル媒体資料より)
また、少し年齢を下げて40歳以上とした場合には33%となり、およそ3人に1人は40歳以上のユーザーということになります。

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他にも、お馴染みのFacebookでは、広告管理ツールからリーチできる対象ユーザー数を見た場合、50歳以上のユーザーは200万人以上、40歳以上で700万人弱となり、こちらも全年齢の3割弱を占めるボリューム感となっています。

中高年の利用が進むSNSとしては、上のようにLINEとFacebookが挙げられるのですが、その要因は2つあると思っています。

まず一つ目は、家族間や親子間での連絡手段が、メールからメッセージ系サービスになったこと。
これは、LINEに当てはまることですが、必要不可欠な連絡手段として、メールに代わって受け入れられたことが大きいと思っています。

思い返せば、もともとは電話だったものが、便利だからと言って若い人たちが携帯メールを積極的に使い始め、デコメと言われる装飾メールや絵文字、顔文字といった文化が発達しコミュニケーションが加速しました。
そうした流れを受けて、その親世代も連絡手段として、否応なく携帯メールを使わなければならなかったのではないかと思います。そして、同じように、LINEも拡がっていきました。(そういえば、ポケベルっていうのもありましたよね。)

もう一つは実名制で、現実社会の延長線上にあるということ。
これは、主にFacebookに当てはまるのですが、中高年はインターネット上の独自カルチャーやネットスラングなどに対する抵抗感が強く、不特定多数のユーザーが集まる匿名コミュニケーションは参加のハードルが非常に高いものであると想像に難くありません。
しかし、実名制で現実の人間関係の延長線上で交流できるFacebookであれば、あくまでも日常の延長線上という事で、参加への抵抗感は少なくなります。

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余談ではありますが…、各地方の自治体などで、Facebookの使い方を教えるような教室、講座が色々と開かれています。
中高年での利用が地方でも進んでいるということに加え、その他の狙いもあるように感じます。

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それはどういう事かと言うと、一人暮らしの高齢者が多くなっている昨今、安否確認の手段としてSNSを利用しようとする動きです。
定期的なSNSの投稿と交流によって、生きていることが第三者に自然に通知され、もしそれが途絶えるようだったら何かしらの事態が起きていることが予想されます。
そういった役割もSNSが果たすとしたら、もはや社会のインフラとして不可欠なものなのかもしれません。

SNS=若者ではない

このように、SNSでの展開を考える時に、若者だけを意識する必要はなくなりました。アカウントを通じた情報発信や交流は言わずもがな、内容によってはキャンペーンでの活用も十分可能であると考えられます。
ただその際には、アクティブ度や習熟度を考慮するのはもちろん、参加への導線やアカウント連携(コネクト)等、全体の設計がターゲットに合っているのかをきちんと熟考されている必要があります。

こう書いてきてふとふと思ったことがあります、自分のインターネット歴は20年弱で、年齢は30代半ばですから、Windows95が発売された時に成人して使い始めていた方は自ずと40代以上になります。
そう考えると、SNSに限らずインターネットをアクティブに使う層が、どんどんと高齢化していくことに何の疑いもありませんね。

アクトゼロ / 山田