まさか自社サイトいらずに…Facebookページの充実が止まらない

こんにちは。アクトゼロのプランナーズブログ、木曜日は山田がお届けします。

企業にとってWebサイトは、ネットマーケティングの戦略を立てる上では欠かせない要素です。
自社のコーポレートサイトは当然のことながら、商品やサービスごとにWebサイトを立ち上げるというのが、スタンダードなかたちとなっています。

ただ、すべての企業において自社サイトが必ず必要と言うわけではなくて、中小の企業や小売店舗にとってみると費用面や運用面で大きな負担となることから、サイト自体を持たないという選択肢も生まれてきています。
最近では、TwitterやLINE、Facebook等のサービスでのアカウント運用も出てきていますので、Web担当者のこなさなければならない仕事量は自ずと増えてきます。

そんな時、ふと考えられるのが、公式のWebサイトを持たずに、SNSをメインに活用して情報発信を行うやり方です。
サービスの特性を考えると、Facebookが無難に思えますし、実際、そんなユーザーのニーズを汲み取ってか、Facebookページのアップデートは留まることを知りません。
直近でも細かなアップデートが発表され、これなら自社サイトいらずかも…という錯覚に陥ってしまいそうになりました。今回は、そんなアップデートをご紹介します。

CTA(Call to Action)が準備中

新たに加わる機能の中でパッと見て最も新しいと言えるものは、CTA(Call To Action)ボタンが設置できるようになる点ではないかと思います。
CTAボタンは、Facebookページ上のカバー写真エリアに設置できるボタンで、そのボタンに特定のアクションに結び付けることができます。

001例えば、レストランや宿泊施設のような業種のページだとすると、「予約する」ボタンをCTAボタンとして設置し、直接予約ページに遷移させることができます。ユーザーが想起しやすい名称のボタンを設置することによって、企業側が意図したユーザーアクションに繋げる狙いがあるものです。

予告されているボタンの種類は下記の中から選ぶことになるため、完全にオリジナルと言うわけにはいかないようです。

・予約する
・お問い合わせ
・アプリを利用
・ゲームをプレイ
・購入する
・登録する
・動画を見る

スマートフォンの利用ユーザーが多いFcebookですから、アプリを切り替えたりブラウザを立ち上げて検索したりすることなく、ユーザーを送客できるのは大きな魅力です。スマホ版のイメージは公開されていませんが、恐らく「いいね!」ボタンなどと並んで、上部に設置されることが予想されrます。

投稿機能もよりソリッドに

Facebookの肝であるタイムライン投稿もかなり使い勝手が向上しそうです。今までできなかったのが不思議なくらいですが、多くの人があったら便利と思うであろう機能が加わります。

①興味関心での投稿配信

002Facebookページにいいね!しているユーザーを興味関心のあるカテゴリごとにセグメントして、その対象となるユーザーのみに投稿を配信できるようになります。
これは、取り扱う商材が多岐にわたる場合や、サービスがいくつかラインナップしている場合に、対象を限って必要なユーザーのみに情報をリーチさせることが可能になります。

②投稿配信期限の設定

003もう一つ地味ながら大事な機能と考えられるのが、配信を終了する日時の指定です。
期間限定のキャンペーン告知や、新商品の発表を段階的に公開していくときなど、タイムライン上での露出を、細かくコントロールできるようになります。
CMと連動するような投稿の場合、出演者の権利の問題で露出できる期間が決まっていると思いますので、そういった際にも重宝します。

 あくまでも外部サービスであることを意識しなければならない

このように、情報発信だけに留まらず、ビジネス利用を加速させるアップデートが常に行われているFaacebookですが、便利すぎるからと言ってFacebookに依存しすぎるのも危険です。
最も重要なポイントになるのですが、外部の企業が提供するサービスであることを念頭に置き、突然サービス内容が変更になるといったリスクの対策を考えておかなければなりません。これまで使えた機能が停止される、利用規約の変更で使い方が制限されるなど、いろいろと想定されるケースはあります。

そうしたリスクを理解した上で、自社サイトの設置やSNSとの連携といったネット戦略を考えていかなければなりません。

アクトゼロ / 山田