アイコンデザインで考えるべきこと

こんにちは。なおです。
男性のみなさま、チョコの獲得数はいかがでしたか?
そうです、世間はバレンタインデーです。チョコレート好きの私にとっては嬉しいイベントです。(一応あげる側ではありますが。)

さて、今回はアイコンについてのお話を…。

Webデザインにおいてのアイコン

Webデザインでは、アイコンを使用しているデザインをよく見かけます。

アイコンのもつ役割として、
直感的な操作がしやすい
情報を探す手がかりとなる
上記のようなものがあげられます。

「文字で説明されたことよりも絵で把握したことの方が記憶に残りやすい」「あとで何をどうするのか思い出しやすい」という人間の特性に基づいてアイコンがよく使われています。
初対面で顔は覚えられるけど名前が思い出せないのはそういう事だそうです。
デザイン面では、アイコンを使用したデザインは画面をシンプルに美しくする効果があります。

このようにアイコンというのは、ユーザビリティ性、デザイン性において非常に大きな役割をもったものです。

アイコンをデザインする上で重要なこととは?


上のイラストをみて何を連想しますか?

私はこのようなことをイメージしました。
いかがでしょう。
ほとんどの方は同じような連想をしたかと思います。

このように、アイコンのデザインには「共通認識」が重要となってきます。
この認識は恐らく世界共通でしょう。

アイコンをデザインすることの難しさ

アイコンは何を促すものなのかが瞬時に伝えやすい、簡単なデザインツールだと思います。
簡単なツールである反面、とても難しいデザインでもあります。

限られたサイズ、色数で表現しなければいけないので、促したい動作の情報をできる限り絞り、適切なイラストでアイコンをデザインする必要があります。
少しでもズレていると、何を意味しているのか全くわからなくなります。本人の中ではわかりやすくしたつもりが、他の人がみるとよくわからない。そんなことも多いです。
より客観的な視点も必要になってきます。
アイコンデザインというのはシンプルで簡単にみえますが、制作側にとっては結構大変な作業だったりもします…。

アイコンをデザインする過程で、共通認識を持つために手っ取り早いのは、ググることです。求める動作に“イラスト”や“アイコン”と入力すれば少なからず方向性などは汲み取れます。
この方法の難点としては、たまに妙なイラストにひっかかってしまい変な固定観念が生まれてしまうことです。平均的なイラストを見つけることも大事ですね。
あとはアイコンのデザインを取り扱っているサイトでアイコンを見て、直感的に自分が動作を感じられたアイコンを使ってアレンジするというのもアリではないでしょうか。
>>ICON HOIHOI
>>Iconfinder

『保存』アイコンから考える今後のアイコンの行方

アイコンについて調べている中で「保存アイコン」について書かれた記事が多いことに気づきました。
記事のほとんどは「フロッピーディスクというものが世の中からほぼ消え去った今でも、保存アイコンはフロッピーディスクのままなのはどうなのか。」といったものでした。

こちらのブログにもそのようなことが書かれています
The Floppy Disk means Save, and 14 other old people Icons that don’t make sense anymore

私の世代でもフロッピーディスクを使っていたのは数年です。もっと若い世代にとってはフロッピーディスクなんてものは触ったこともないのではないでしょうか。
それでも成り立っている「保存アイコン」。気づけばアイコンとしての本来の役割が逆になっているものが多くなってきているということです。

変化していくWebデザインのように、アイコンも変えていく必要があるのか。
少しずつではありますが、「保存」のアイコンも変化していっているようです。それが浸透するのは大分先になるとは思いますが…。

先ほどのブログにあったものを私自身でも少しまとめてみました。

電話や手紙についてはまだ変える必要はなさそうですね。けれどもスマートフォンやメールが普及した今、消滅してしまうのも近いのではないでしょうか。

……まとめていて気づきましたが、フォルダのモチーフとなっているマニラフォルダ。これ、私自身使ったことがありません。私がパソコンを使い始めた頃(当時小学生)は当然の如く見たこともない状態でした。が、それでも何も疑問に思わず結構使えていたりしたので、アイコン自体の変化ももしかしたらそこまで必要とされていないのかも知れないですね。