Facebook対応家電あれこれ ~SONYデジタルフォトフレーム「S-Frame」

日本でもすっかり定着したSNS、Facebook。特にwebサービスにおいて、”Facebook対応”の文字をよく目にするようになりました。

ウェブポ 今年はFacebookから年賀状も出せるのだそうです

そうしたユーザー数の高まりに連れて、直接的にFacebookにアクセスするPCや携帯電話・スマートフォン以外にも、Facebookに対応した情報家電も着実に増えてきています。

◆ゲーム機 XBOXPSVita

リアルタイムに自分の近況を更新したり、コメントを投稿、閲覧したり、ゲーム専用SNSの友達と Facebook の友達をリンクできるようになります。

テレビ

テレビ画面の右側に「Facebook」のニュースフィードを表示させ、テレビ番組を視聴しながらニュースを確認。友達からのメッセージを受け取ったり、リモコンで文字入力をしてメッセージを送信することも可能。パソコンを立ち上げることなく、すぐに起動するので、手軽にチェックできます。

デジタルカメラ

予めPCを通して設定しておけば、カメラの「シェアボタン」を使い、TwitterやYouTube、facebookなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)へ、映像のアップロードもカンタン3ステップで完了。

数年後には、「栗ご飯、いいね!」みたいに、炊いているご飯をSNSにシェアできる炊飯器や、「パン作り、なう」なんて、料理ができる様子をUstreamで配信できるオーブンレンジなんかまで出かねない勢いです。

Facebook対応デジタルフォトフレーム

先日11月8日、SONYからFacebookに対応した新しいデジタルフォトフレームが発表されました。

電子メールに添付された写真を受信し自動再生できる
Wi-Fi対応のデジタルフォトフレーム“S-Frame”2機種発売
~ 「Facebook™」や「Personal Space™」にアップロードした写真も楽しめる ~

 タッチパネル式のこのフォトフレームは、Facebookにアップロードした自分の写真や、友人がアップロードした写真をWiFi経由で取得し、表示させることが可能なのだそうです。これはなかなか面白そう・・・。デジモノ好きの血が騒ぎ、早速、SONYのショールームへ実物を体験しに行って来ました。

 東京銀座・ソニービルの、SonyShowroom

 こちらは、昔からたまに訪問するのですが、様々なソニー製品が体験できて面白いですよね。お客さんには外国人の姿をよくみかけます。目当てのフォトフレームに至る前に、ついあちこちに寄り道してしまいます。ヘッドフォンを視聴してみたり、Androidのタブレットをいじってみたり、HDや3Dに対応したヘッドマウントディスプレイを体験してみたり。(これはかなり欲しくなりました・・・)

 ようやく今回の目当てのフォトフレームの展示に到着。パッと見た感じ、やはり画質はキレイだな、といった感想をいだきました。早速、いろいろ触ってみます。

筐体自体にあるボタンは、電源・音量・メニューの3つ程度です。メニュー画面以降は、画面がタッチパネルになっているため、スマートフォンやタブレットPCのように操作して設定していきます。まずは、ネットワーク設定で、Facebook連携を行います。ログイン画面以降は、PCでもお馴染みのインターフェースで進んでいきます。試しに、私のFacebookアカウントでログインしていきます。

メールアドレス・PWを入力すると、これまた見慣れたFacebookにコネクトするためのアプリの許可の確認画面が出ます。許可ボタンを押すと、Facebookに接続し、写真をダウンロードしているようです。準備ができるまで、内蔵メモリに既に記録されているデモ写真でも眺めて待ちましょう。

 1~2分すると準備ができたようです。サムネイル一覧には、Facebookから落とした写真にはfのアイコンが、メール経由で送られた写真にはメールのアイコンが付けられています。写真を選択すると、大きく表示し、アップした日時・友人の名前とコメントの一部を見ることができます。何故か、1週間前くらいに公開された写真しか表示されなかったのですが、そのうち新しい写真もダウンロードされるのでしょう。(説明員の方のお話では、10分に1回、サーバに確認しに行っているとのことでした。)

この端末からFacebookのアカウントを開設することもできます。このような端末を買い求める人は、たいてい既にアカウントを持っていると思いますが、親切な配慮ですね。体験後、ネットワーク設定でログアウトし、私の友人の皆さんの写真は消去しておきました。

卓上に置いておくと、Facebookにアップした自分の写真や、友人の写真が眺められるのは面白いですね。また、例えば自分の近況を伝えたい相手(遠方に住む家族など)にプレゼントするのも良いかもしれません。

ただ、一つ残念なのは、アイコン画像のような画像までダウンロード・表示されてしまい、画像単体では、一体何の画像か分からないものも表示されてしまうこと。

通信機能付きデジタルフォトフレームは、家庭に入り込む可能性があるパーソナル・デジタルサイネージとして注目も浴びています。また、この一連の機能は、工夫によっては、企業の利用方法もあるように思えます。