「2011Japan Cake Show Tokyo」Ustream配信の舞台裏

本日、2011年10月11日から、東京・浜松町の都立産業貿易センターで日本最大の洋菓子のイベント「2011 Japan Cake Show Tokyo」(主催:社団法人日本洋菓子協会連合会・社団法人東京都洋菓子協会)が開催されます。

その中でも最も注目されるイベントが「トップ・オブ・パティシエ2011」。書類選考で選ばれた、5人の若手パティシエがその技を競いあうというイベントです。味や見栄えは勿論、技術・パフォーマンス・後片付けまでもが審査の対象となるこのコンテストで優勝することは、若手パティシエにとって世界進出への登竜門ともなる、非常に名誉ある賞と位置づけられています。数ヶ月前から、参加選手は寝る間も惜しんで練習を行うこのイベントの様子を、本日14時15分ごろよりUstream配信いたします。(日本写真印刷様のパートナーとして制作)今日は、そんなケーキショーのUst配信の準備の様子についてレポートしたいと思います。

甘味マニアの桃源郷

展示会場はまさに洋菓子であふれています。日本全国のプロ・アマチュア問わず、集まった作品数はなんと約2300。都産貿の4・5階を、多数の洋菓子の展示で占めています。どの作品も凝った造形に富んでおり、会場は甘い香りで溢れかえっていました。13の部門に分けられた作品は、優れた技工・味によって評価され、賞が授与されていました。甘いものに目の無いスタッフ(私含む)は、その様子についうっとり。

会場4Fの中央には、ミニ厨房が5室セットされています。ここが、若手パティシエのNo1を決める「トップ・オブ・パティシエ2011」のキッチンスタジアムとなるのです。前日である昨日は、翌日の競技に備え、出場選手達が準備を行なっていました。誰もが真剣で、ピリピリした緊迫感が漂っています。まさに雰囲気は、「料理の鉄人」。

そこにカメラを複数台据え置き、その様子をスイッチングしながら、Ustreamで配信していきます。本番前日である昨日、仕込みを全て済ませ、万全の体制でスタンバイ完了。配信デバイスには、平素お世話になっているスターコミュニケーションズ様のTVUPackを採用。ここの会場は既存のネット環境が条件的に厳しくて結果的に配信に適さないと判断。3G回線を束ねて高速回線を生み出し、確実な配信を可能にしたTVUPackのポテンシャルに頼ることになりました。事前にロケハンを兼ねて、回線チェック。無線環境下でも問題なく配信できることを確認した上での採用となりました。

番組のナビゲーターにアナウンサーを起用。事前に作成した進行台本を基に、関係者と打合せや取材を行い、番組中で伝達すべき情報を固めていきます。ケーキショーでUstream配信を行うのは初めての試みのため、関わるスタッフ・クライアントともに手探り状態ですが、今日の本番のために打合せや調整を重ねてきました。下記写真右は、出品作品の評価を行なっていたパティシエの方。リハーサルに気軽にお付き合い下さいました。洋菓子関係者にとっては、年一回の祭みたいなイベントのようで、どなたも真剣に作業にあたる一方、気さくに我々スタッフにお声がけくださったりと、非常にイベントを楽しんでおられる姿が印象的でした。

  そんな進行役のパートナーとなるゲストコメンテーターのパティシエは、松島義典さん。名古屋マリオットアソシアホテルの製菓料理長を務める、人気かつ有名なパティシエの方。パッと見、強面?でどんな方かと不安でしたが、少しお話を伺うと、非常に熱い情熱とともに、お菓子作りの魅力やパティシエ論を楽しく語って下さるお話をして下さる方でした。Ustream配信は、常々、一般人が日常聞けないような、マニアックな情報を深く熱く伝えることが成功の条件だと私は思っていますが、松島さんはそんな条件にピッタリの方だと認識。場合によっては台本の内容をガラリと変えて、松島さん押しで充分面白いかも?と考えています。

こんな感じで、本日、14時15分ごろから「2011 Japan Cake Show Tokyo」の実技コンテスト「トップ・オブ・パティシエ2011」の様子をUstreamで配信します。URLは、http://www.ustream.tv/channel/japan-cake-show。配信時間は本日、2011年10月11日(火) 14時30分~17:00(予定)です。是非、ご覧下さい!!