都知事選公示後1週間の各候補者名を含むツイートを分析【ソーシャル定点観測:特別編】

senkyo

金曜日のネットマーケティングレポートをお送りします。アクトゼロの黒沼(@torukuronuma)です。今日は特別編として、2014年都知事選公示後1週間目の各主要候補者名を含むツイートを分析していきます。どの候補者が当選するかについて予測するものではなく、各候補者を支持する有権者や、また逆に支持しない有権者が、どのような文脈でTwitter上で各候補者を扱っているか、その傾向を観測します。
※宇都宮健児氏、田母神俊雄氏、舛添要一氏、細川護煕氏、家入一真氏を対象に候補名でツイッター社が提供する日本語ツイートデータの10%をサンプルに、データセクション株式会社[Insight Intelligence]を使用して計測(2014/01/23~2014/01/30)

公示後のツイート数推移

graph_03

各候補者の名前が登場するツイート数の推移です。この調査では、ひとつのツイート内で複数候補者名が出てくる際には、それぞれの候補者名をそれぞれ1ツイート扱いにして計測しています。あくまで各候補者がツイート内で触れらているということしか意味しておらず、各候補者の支持数というわけではありません。内容的にはアンチな内容も含んでいます。ツイッター上での「話題」の指標として見ていただければと思います。

特徴的なのは、「田母神・舛添」と「細川・宇都宮」のグラフに相関関係が見えることです。「田母神・舛添」セットに関しては保守層のツイートの中で両者の比較が頻繁に行われていたこと、「細川・宇都宮」では脱原発で候補者一本化を望むツイートが多く見られました。またこれらのセットは自分の支持しない陣営を指し「○○とか○○になるのは最悪だ」と言った文脈で語られることが多いため、有権者によって自然発生的にうまれたグルーピングということになります。面白いですね。

ツイッター上で何かと話題の中心にいることも多い、家入一真氏に言及するツイート数は思った以上に伸びておらず、限定的な規模にとどまっているで、意外な印象でした。

各候補者名を含むツイートの属性

graph_06

各候補者に言及されているツイートの年代別分析です。主要4候補者内ではほぼ傾向に差はなく、微妙な差では有りますが舛添要一氏への言及ツイートが最も平均年齢が高く、宇都宮健児氏が最も若い世代の言及が多いという結果になっています。家入一真氏についての言及は10代20代を中心に大きく偏り、半数に迫る勢いで特徴的でした。

graph_08

ツイート言及の男女比率です。政治ネタですので基本的には男性にかたよるものなのですが、そんな中でも田母神氏へのツイート言及の男性比率が78.6%ともっとも高く、宇都宮氏への言及では72.4%と若干低めでした。家入氏言及ツイートの男性比率は64.1%となりました。

各候補者向けツイート内容のポジティブ・ネガティブ判定

最後に各候補者に向けられたツイート内容を分析し、それが「肯定的」か「否定的」なものかの割合を分析しました。今回はこれまでの調査と違い、複数候補者が言及されているツイートは除外し、候補者名が単独言及されているツイートのみを対象としています。

graph_10

ポジティブ判定されているツイートの多くは「私は○○を支持する」というストレートな支持表明であるのに対し、ネガティブ判定されているツイートには、有権者の様々な思いが表現されます。特に自民党の支持を受けている舛添氏にはその風当たりが強く、かつての発言を批判するツイートが多く集まりました。接戦が予想される選挙状況の中で、ツイッター上では各有権者によって、仮想ライバル候補へのツイートによるネガティブキャンペーンが広く行われているのがわかります。

この調査は継続して行い、続報をお送りする予定です。