あのLINEもマイクロビデオサービスに参入「Snap Movie」

本サイトでもかねてよりお伝えしていますが、数十秒の短尺の映像をSNS上で共有する「マイクロビデオ」のサービスが最近、注目を浴びています。TwitterのVineや、FacebookのInstagramなどが有名です。

参照:
マイクロビデオ文化は日本に根付くのか?Vineで人気の動画を見てみよう。
ぼちぼち考えたいマイクロビデオの企業活用 ~今すぐにでも始めたい3つの理由~
今年の夏はマイクロビデオで 京都祇園祭×Instagram 企画を終了して振り返る

チャット・無料通話によるコミュニケーションを行う人気アプリ「LINE」でも、最長10秒間の動画を撮影・共有できる「Snap Movie」機能を、先日24日、iPhone版で先行公開しました。また、同時にユーザー同士で1対1の無料ビデオ通話が可能な機能も公開されました。

LINE、ビデオ通話を世界同時公開 併せて、最長10秒間の動画を撮影・共有できるSnap MovieをiPhone版で先行公開(LINEプレスリリース)

Snap Movie機能では、最短4秒・最長で10秒の動画を撮影し、好みのBGMを加える事で共有することができます。作成した動画はトーク以外にもタイムラインへも投稿が可能だとか。早速、私もiPhoneに最新版のアプリをインストールして試してみました。私の予備機は、既に過去のものとなりつつある、iPhone4Sですが、問題なくアプリも動きました。

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友人を選択し、メッセージを作成しようとすると、新たに「Snap Movie」のボタンが出現します。こちらを選ぶと、撮影スタンバイ状態になります。撮影した動画は、縦横1:1の正方形の動画になります。

20130929_02スタンバイ状態で、画面をタップしている間だけ録画され、残り時間数が表示されます。カットを割って、複数カットによる動画の撮影も可能です。撮影が終わるとBGMの選択画面に移ります。現状では9曲から選ぶことができますが、今後、様々なシーンに応じたBGMを追加・拡充予定のようです。以下は、LINE公式のサンプル動画です。

BGMを付けられるマイクロビデオサービスは、これまでViddyなどが記憶にありますが、BGMが加わることで、一気に作品らしくなるものです。友人らと共有して楽しむには良いエッセンスではないでしょうか。

世界のユーザー人口約11億人を抱えるFacebook、約5億人を抱えるTwitterに引き続いて、マイクロビデオサービスを開始したLINE。抱える世界のユーザーは2億人と順調に伸長しているようです。

「テキスト」と「写真」が中心に行われてきたSNSのコミュニケーションにおいて、「動画」という表現手法が確実に確立されつつあります。YouTubeやニコニコ動画のような動画共有サービスが人気を集める昨今、映像によるコミュニケーションは、ネットユーザーにとって一般的なものとなっています。

このように、SNSサービスがマイクロビデオサービスに参入を続けている中、カメラを向けると顔を背けがちな国民性のある日本のユーザーの間で、こうした動画共有サービスが、今後どう普及していくか注目してみたいと思います。