ソーシャルとテレビの融合~日本テレビの事例~

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長年メディアの中心とされてきているテレビ放送。近年のインターネットの台頭に伴い、テレビにネットを取り込む試みがなされています。セットトップボックス型のAppleTVや、Android OSを搭載したgoogleTVといった、いわゆる「スマートテレビ」と呼ばれるようなハードも発表され、果たして日本の市場に根付くかが今後注目されることでしょう。

日本では、既に地上デジタル放送でデータ放送により、映像以外の情報が配信されています。このデータ放送を利用し、Facebookと連動したサービス「JoinTV」が、日本テレビで提供されています。

JoinTV(http://www.jointv.jp/

これは、Facebookと連動し、テレビの画面上で友達と一緒に日本テレビの番組を楽しむことができるというもの。地デジのデータ放送を利用したサービスのため、地デジのテレビ(LAN接続が必要)とFacebookのアカウントさえ持っていれば無料で登録の上利用でき、新たな機材は特に不要です。

テレビ側でJionTVの加入手続きをすると、パスワードが表示され、このパスを基に、PCやスマートフォンでFacebookアプリを通して連動させると利用が可能になります。

データ放送用のリモコンボタンを使って、番組等に「いいね!」を押すことによってFacebookを介して共有したり、番組の情報を自分用のメモがわりにソーシャルクリッピングして後で詳細情報をPCで観るといった使い方が可能になるようです。また、番組中のプレゼント懸賞に応募し、すぐに当選したか否かが分かるような仕組みや、番組のスポンサー企業のクーポンを発行するサービスも考えているようです。


「我々はテレビ屋は、企画屋でもあります。友達とテレビを観ながら競い合うような、ソーシャルゲームといった楽しむしかけを今後提案していきたく思っています。広告主の皆様には、従来のテレビCMだけでなく、ソーシャルを介してクチコミで広がっていく部分に広告媒体としての価値を提案していきたく思います。」とは、先日、幕張メッセで行われたIT系の展示会Interlop2012のブースで説明にあたっていた、日本テレビの安藤氏。「番組によって、ソーシャル連動が有効なものと、そうでないものがあるので、現在はすべての番組で利用できる訳でなく、IT系の番組で実験的に導入しています。」とのコメントも頂きました。

 また、日本テレビでは、ソーシャルテレビ視聴プラットフォームアプリとして「wiz tv」の配信を開始しています。

wiz tv(http://wiz-tv.com/

これは、テレビを視聴しながら、手元のスマホやタブレットでネット上での反応等を楽しむ、いわゆる「セカンドスクリーン」と呼ばれる視聴スタイルに対応したもの。SNSでの盛り上がりをリアルタイムでグラフ化・可視化したり、番組に関するtwitterのつぶやきを、テレビ局各局を横断的に観ることができます。

これまでソーシャル側からテレビに向かっていた連動の流れが、テレビがソーシャルを取り込む流れに進んでいくのでしょうか。これからの取組みに注目です。