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羽田空港を訪れた外国人観光客にスマホ広告を掲出!アドニアが可能にする訪日インバウンド施策

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アクトゼロの黒沼(@torukuronuma)です。

スマホが普及するにしたがって注目を集めているのが、ジオロケーション情報を使ったマーケティング手法です。今日は訪日インバウンドに使えるアドニアとマイクロアドプラスの施策をご紹介します。

Adnearが可能にするジオフェンシング

Adnear(アドニア)は、アジア太平洋地域のスマートフォン位置情報を含むオーディエンスデータを元に広告配信を行うシンガポールの企業です。日本ではマイクロアドプラスと提携し、サービスを展開しています。

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ジオ・フェンシングはスマートフォンのGPS機能を使って、アプリに対して情報をプッシュするというのがよく知られた使い方ではないでしょうか。例えばスーパーマーケットがあって、その周辺300メートル以内にいる人に対してプッシュ通知を出したり、ショートメッセージを送ったり……といった使い方ですね。AdNearの場合は、スマートフォンへのプッシュ通知ではなく、モバイルアプリの広告欄に広告を配信しています。また、位置情報はジオ・フェンスのためではなく、オーディエンスのプロファイリングにも活用しています。

ただ、AdNearが違うのは、GPSだけでなく、基地局やWi-Fiのシグナル情報をマッピングして位置情報の判定材料にしているので、GPSをオフにしている人に対しても広告配信ができます。
位置情報は「リアル世界のCookie」、国内初ジオオーディエンス配信を実現するDSP「AdNear」 (1/3):MarkeZine(マーケジン) 

提携アプリの広告表示の際、DSPのBIDリクエスト送信時の位置情報に基づいた広告表示が出来るという流れになります。同時に位置情報のログが保管されているため、位置情報データを元にしたスマホ向けDSP広告掲出も可能です。

これにより、引用文のような特定の店舗周囲300メートルのユーザーに広告掲出することはもちろん、利用交通機関を元にしたユーザー行動ターゲティングが可能となります。「普段、東急東横線沿線を利用することの多いユーザー」や、「東京大阪間を定期的に往復するユーザー」などを指定した広告掲出ができるのです。

訪日観光客をターゲットにするならばグローバルに取得されているデータを元に、普段は中国本土在住のユーザーが羽田空港に降り立ったタイミングに合わせて広告を表示する、といった訪日観光客への確実なアプローチが可能になります。国の指定はタイでも台湾でも自由にターゲティング出来るため、各国別観光客に向けたバナーの訴求内容カスタマイズも容易です。

空港内での広告掲示や、旅行ガイドとのタイアップなど、日本を訪問する観光客へのアプローチは数多く有りましたが、これらは観光客への到達度や最終的な効果測定まで追いかけることは難しい物でした。アドニアの施策は、確実に旅行者をターゲティングしたうえで、ベストなタイミングでO2Oやサイト誘導まで可能という訪日インバウンド向けの施策としてはとてもエポックメイキングなものです。

ジオロケーションを活用したマーケティング手法は、今年のネットマーケティングにおいて最も注目すべき技術の一つだと思います。

[アクトゼロ/黒沼(@torukuronuma)]