海外バイラル動画広告2015年3月事例まとめ(Ad Council/Audi/notthere/always/Microsoft/GEICO)

アクトゼロの黒沼(@torukuronuma)です。

今月も海外のバイラル動画広告の中から、面白かったものをピックアップしてご紹介します。対象は2月中旬~3月中旬公開の動画広告たちです。過去の事例まとめは「海外バイラル動画広告」タグからどうぞ。今回は3月8日の国際女性デーに関連する動画が多くシェアされていました。それでは早速。

Ad Council – Love Has No Labels

街中に置かれた巨大なテレビスクリーン。一組のスケルトンがキスをする様子が映し出されます。スケルトンが画面外に消えると同時にスクリーンの後ろから姿を表したのは二人の女性。キスしていた二人は同性愛のカップルだったのです。同様に、人種や障害、宗教など様々な多様性を超えた愛が示されていき、コピーが示されます「愛は愛。愛にラベルはない」。

Audi Service TV-Spot “Mechanics”

Audiのオフィシャルな整備サービス「Audi service」のTVスポット。ゾンビ映画を思わせる演出で、すごくお金かかってそうな作品です。最後のドイツ語は「あなたのアウディが悪の手に落ちないように」的な意味です。

We’re Not There Yet

ここから国際女性デー関連の動画が続きます。一つ目はクリントン基金が支援するプロジェクト「notthere」の動画広告。notthereは女性の機会均等を目的に女性誌や街頭広告から女性モデルが姿を消すことで、問題の周知を図っています。この動画広告でもインタビュー動画風に撮影はされていますが、人物は一切登場しません。面白いやり方ですね。

Always #LikeAGirl – Stronger Together

「女の子みたい」とはどういうことか、「女の子みたいに○○やってみて」と言われた時に感じる気持ちについて、女性自身にインタビューを行うことで大きな感動を呼んだ動画のアンサームービーです。ハッシュタグ「#likeagirl」に寄せられた、これまでの女の子らしさの概念を打ち壊す動画がまとめられています。

Girls Do Science

科学のことが好きな女の子のインタビュー動画。ファクトが新鮮です「10人のうち7人の女の子は科学に興味がある。だけど、10人のうち2人しか科学者への道を歩まない」。科学を女の子が学び続ける時に周囲から奇異の目で見られてしまうというインタビューが本人たちによって語られます。最後にマイクロソフトからとっておきのインビテーションが手渡されます。

Family: Unskippable – GEICO

大手自動車保険企業GEICO(ガイコ)の「スキップできない」動画広告。仕組みは単純で、開始数秒で広告が終わってしまうからなのですが、秀逸なのはその後も引き続き見てしまいたくなる仕掛けがちゃんと施されていること。自由すぎる。

それではまた来週。動画広告のまとめは来月の中旬をお待ちください。

[アクトゼロ/黒沼(@torukuronuma)]