中学生の5.8%、高校生の8.4%はネット上で知り合った人間と現実で会っている?中高生の最新ネット利用状況データを読む

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アクトゼロの黒沼(@torukuronuma)です。

ベネッセ総合研究所は、中高生のICTメディア利用実態についてアンケート調査を行いました。今日は、「中高生のICT利用実態調査 2014 報告書」としてまとめられたこの報告書の中から、興味深かったデータを一部ご紹介していきます。全データはこちらのリンクより無料でダウンロード可能です。

持っているインターネットデバイスは?

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スマホの普及率は中3のタイミングで一気に増加し、高校進学後は8割を超える生徒がスマホ持ちになっていることがわかります。比較して、自分専門のPCを持っている生徒の割合は高校生でも15%程度ですが…。

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普段のネット利用時には、全学年で4割~5割超の生徒はパソコンを使用しています。スマートフォンを持つようになるにつれ、ネット利用のファーストセレクトにスマホがなっていくことは当然ですが、意外とパソコンが結構頑張ってる感じが新鮮に感じました。

ネット利用時間は平日で約2時間・休日では約3時間ほど

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中1~高2までのネットやメールの利用時間平均です。総じて女子のほうがネット利用時間が長く、なかでも中学3年生~高校1年生にかけてで最も長い利用時間を示しています。4時間以上利用すると答えたヘビーユーザーも平日で20.5%休日で43.7%を占め、ネットの利用は深く生徒の生活に浸透しているようです。

日常のコミュニケーションは、メールよりLINE(チャット)へ

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メールでのやりとりの頻度が下がる一方で、中学生高校生共にチャットを中心としたコミュニケーションが主流になってきている事がわかります。高校生以降では、そこにTwitterが加わっていますが、Facebook・mixiなどのSNS利用はそれほど活発ではないようです。動画サイトを楽しむとこたえた生徒が、ほぼネット検索利用の割合と並んでいおり、少し遅れてソーシャルゲームを楽しむユーザーがつづいています。

テレビ健在!も、学年が進むほどネット利用の割合が増える傾向

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ネット動画視聴と、テレビ視聴の比較です。テレビ視聴のほうが時間が長いと答えた生徒が、中学生で約7割高校生で6割超と、未だメディアとしてのテレビの影響力は大きいといえます。一方で、高校生に上がるにつれネット動画の視聴の方が多くなる割合が高くなることにも注目です。このグラフはあくまで「ネット動画の視聴時間」とテレビの比較で、「ネット利用時間全体」との比較ではないことも留意が必要です。

中高生はネットで「誰」とつながっているのか?

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上から5項目までは現実のコミュニケーションで既知の存在との連絡手段としてネットを活用しているという数字です。ここで興味深いのは、6項目目「インターネットで知り合った人・友だち」です。

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更に細かく追いかけると、中学生で全体の5.8%、高校生で全体の8.4%の生徒は、ネットで初めて知り合ったユーザーと現実で会ったことがあると答えています。主には、チャットのグループ経由で「友だちの友だち」のように交友関係が広がるか、Twitter・SNSなどで「共通の話題」を中心につながっていく様子が読み取れます。親御さんにはちょっと心配な結果かもしれませんね。

成績とネット利用時間の相関関係

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ベネッセ総合研究所ならではの視点として、生徒の成績とネット利用時間の相関関係も調査されています。所属校のランクと調査対象生徒のネット利用時間の相関関係を調査しています。簡単に言うと成績が良い生徒ほどネット利用時間が短いという傾向が見られ、成績下位校ほど加速度的にネット利用時間が長い生徒が多くなるという結果となっています。特に「4時間以上利用する」と答えた生徒割合で大きな差がついているのがわかります。

特徴的なほんの一部の項目を取り上げてきましたが、全データは「中高生のICT利用実態調査 2014 報告書」から全項目無料で読むことができます。現在の中高生のネット利用実態を把握できる貴重なデータだと思います。

[アクトゼロ/黒沼(@torukuronuma)]