海外バイラル動画広告2014年11月事例まとめ(Nike/Beats by Dre/Android/TAC/イギリス運輸省/Waitrose)

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アクトゼロの黒沼(@torukuronuma)です。

11月も海外のバイラル動画広告の中から、面白かったものをピックアップしてご紹介します。毎月の中頃に記事化していますので、今回は2014年10月15日~2014年11月15日あたりに話題になった動画広告をお送りします。今回は、NBAスター選手レブロン・ジェームスのホーム復帰に合わせて作られたNikeとBeats by Dreの動画広告、GoogleAndroidのブランディング広告、テキサスの自動車加工会社TACによる射撃耐久テスト動画、イギリス運輸省の飲酒運転撲滅キャンペーン動画、同じくイギリスの高級スーパーマーケットWaitroseのホリデーシーズン動画広告をお送りしていきます。

Together | LeBron James

NBAを代表するスーパースター、レブロン・ジェームスは今年7月これまで所属していた「マイアミ・ヒート」を離れ、故郷であるオハイオ州のかつての所属チーム「クリーブランド・キャバリアーズ(キャブズ)」への移籍を決めました。かつて、故郷チームを離れもっと強いチームで戦うためにマイアミ・ヒートをえらんだレブロンでしたが、ヒートでの優勝を経験したあと、改めて故郷オハイオへの思いを強くしキャブズを優勝に導くためにクリーブランドへ帰還するのです。地元出身のスーパースターの帰還にファンは湧き、レブロンの掛け声「123 hard work 456 together」で街全体が一つになります。

Beats by Dre Presents: LeBron James in ‬RE-ESTABLISHED 2014

こちらもレブロンの帰還を題材としたBeats by Dreの動画広告。Beats by Dreはこれまでも、数々のスター選手を自社の動画広告に起用しています。オハイオ州の低所得者層が多く住む地域「アクロン」。出身校である「セントビンセント・セントメアリー高校」をレブロンが訪れます。トレーニングを始める彼の両肩には「Akron Est. 1984(1984年アクロンで確立した)」の文字。トレーニングの様子と、かつての苦しかった少年時代のシーケンスがさしこまれます。トレーニングを終え立ち去るレブロン。自分の名前が冠された体育館を後にします。(体育館は2013年レブロンによって改装費用を寄贈されました)

‬RE-ESTABLISHED 2014(2014年もう一度新しいレブロンが始まる)のコピーで動画は終わります。

Android: Be Together. Not the same.

学校に通ってた頃、知らない子をテーブルに誘ってあげたことはある?それって大変だけど大事なことだよね。その「and」な行動はとても大事なものなんだ。自転車に羽を「and」して走った人たちがいたから、僕達は今飛行機に乗れるようになった。という語りで始まる、GoogleAndroidのブランディング広告。Androidのあらゆる多様性を支持するメッセージを、be together. not the same.(「同じ」になるのではなく、「一緒」にいよう)という形で伝えています。

この普遍的なテーマは、モバイルOS状況におけるAndroidの立ち位置をも表しています。

同じくYouTubeチャンネル上で公開されている、こちらの動画では「and Samsung 、and htc 、and  moto、and lg、and sony」と様々なハードメーカーにOSとして採用されているというメッセージが続きます。Appleデバイス上で動くiOSの画一性(same)ではなく、AndroidはオープンなOSだということをブランディングしているのです。

This Is What It’s Like To Be Shot At With an AK-47 in a Mercedes-Benz!

テキサスの特殊車両開発企業「TAC:Texas Armoring Corporation」のバイラル動画。同社が特殊装甲したメルセデス・ベンツ。その安全性を証明するために、CEO自らその運転席に乗り込みます。スタッフはフロントガラスを狙って本物のアサルトライフルAK47でガラスを射撃します。体を張ったプロモーションで、公開4日目にもかかわらず150万再生と大きな話題を呼んでいます。

THINK! Don’t Drink Drive 50th Anniversary Advert

イギリス政府運輸省による、飲酒運転撲滅運動50周年動画広告。クール・アンド・ザ・ギャングのセレブレーションに乗せて、交通事故現場とその救命に関わる人たちが描かれます。場違いで不謹慎にも思える映像が続きますが、後半ファクトが告げられます。

「この50年間で、飲酒運転による死亡者は年間1,640人から、年間230人に減少しました」のこされた家族を訪れる警察官。訃報に崩れ落ちる家族。「しかし230人でもまだまだ多すぎる。」啓発活動が効果を奏していることを表現しつつも、さらなる意識向上を促す秀逸な動画広告です。

Waitrose Christmas Advert 2014 The Gingerbread Stall

同じくイギリスから。高級スーパーマーケットで知られるWaitroseのバイラル動画広告です。学校のホリデーイベントで、ジンジャ―ブレッドビスケットの出店を任された内気な女の子。ビスケットづくりに何度失敗する中で、どんどん強くなっていきます。彼女自身の成長はやがて、彼女と周囲の人との関係性をも変えていきます。

ユーザーと共有したい価値を、共感可能なコンセプト(orアイコンorストーリー)に落とし込み、動画コンテンツを通してコミュニケーションを行う。動画を使ったマーケティングが世界中で行われています。それではまた来週!みなさま良い週末を。

アクトゼロでは、動画マーケティングをテーマにした無料セミナーを2014年11月26日に東京丸の内で開催します。私もスピーカーとして登壇いたしますので、ぜひご参加ください!

[アクトゼロ/黒沼(@torukuronuma)]