スマホが『ほんやくコンニャク』に近づいている

こんにちは。アクトゼロ田中です。
2016年は年明けから濃いな、と感じている常日頃ですが、スマホの『ほんやくコンニャク』化も進んでいるようです。こちらも、濃いです。
今日は、訪日観光客に便利なスマホアプリをご紹介します。

バーコードで7カ国語に商品詳細を翻訳『LOOK』

バーコードで7カ国語に商品詳細を翻訳『LOOK』

『LOOK』は、訪日外国人が日本の商品情報を母国語で理解することができ、その情報を母国にいる家族、友人に共有するためのアプリです。日本語がわからない訪日外国人と外国語対応が難しい店舗のミスマッチを解消することを目指します。まずは、英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・タイ語・インドネシア語・日本語に対応いたします。
http://www.recruit-lifestyle.co.jp/news/pressrelease/shopping/nw15801_20160205

日本で販売されている商品にはほとんど付いているバーコード(JANコード)をアプリでスキャンすることで、インターネット上に点在する商品のページから商品情報を取得し、翻訳します。
訪日観光客、もとい我々日本人が海外旅行に行く際も、言葉の壁により商品の情報がパッケージから把握できず、有名な商品ばかりを手にしています。商品情報が母国語で理解できれば、別の商品にもチャレンジするキッカケができますね。また、大きな問題となるのは、食べられない食材が入っているかどうかを判断しにくい点です。アレルギーや宗教的に禁止されているものなど理由は様々ですが、これらが解消される期待が高まります。

訪日外国人向けの観光アプリ『DiGJAPAN!』

訪日外国人向けの観光アプリ『DiGJAPAN!』

DiGJAPAN!(ディグジャパン)は訪日外国人向けの観光アプリです。初めてでもリピーターでも楽しめる深堀りの日本観光をご紹介します。
http://www.mapple.co.jp/digjapan/jp/

「まっぷる」や「ことりっぷ」の昭文社がつくったアプリ。観光情報だけではなく、クーポンやナビを利用した自分だけの観光プランを作成できたり、外国人のニーズに答えたアプリです。

やっぱりこれ!『Google翻訳』


Google翻訳アプリ、みなさんは自分のスマホにインストールしていますでしょうか?先月ごろアップデートされたGoogle翻訳アプリがまた進化しました。
アプリ内のカメラボタンをクリックし、翻訳したい看板などの文字をパシャリ。すると翻訳されるという、なんとも『ほんやくコンニャク』な機能です。Word Lensという名前です。ちなみにオフラインで利用可能なので、旅行者にとってはかなり嬉しいです。


もうひとつの機能で、「リアルタイム会話モード」というものもあります。以前でもスマホに向かって話しかけるだけで他の言語に音声翻訳してくれるという機能はありましたが、連続した会話が翻訳可能になったのです。最初に話し手がマイクボタンをタップして、どの言語かを自動認識させることで、流れるような会話ができるようになります。

まとめ

どのアプリもiPhone、Android双方ダウンロード可能です。(LOOKのiPhone版は近日公開です。)まずは、自身のスマホで試してみてはいかがでしょうか?

昨年の流行語である『訪日インバウンド』にはどうしても言葉の壁があります。2020年に向けても、この壁を取り払って行かなければなりません。しかし、ちょっとやそっとの時間では解決できることではありません。そこで登場するのがスマホのようです。

今年に入って、このようなニュースが多く飛び込んできている現状は、技術の進歩だけではなく、意識的なものも多くあるように感じます。つまり、言葉の壁を乗り越えようという意思が技術の進歩を後押ししているのでは無いでしょうか?

どんな現象が訪日観光客を困らせているのか?こうなったら便利なのでは?という相手の立場に立った発想が、新たな技術を生み出すのかもしれませんね。また、万国共通で所持しつつあるこのスマホを利用することで、よりボーダレスが実現しそうです。今後も、スマホアプリの動向をチェックすることで、世界が身近に感じられるかもしれません。

アクトゼロ田中